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「宗像明将の現場批評〜Particular Sight Seeing」第16回『バンドじゃないもん! ワンマンライブ Vol.4「カサナルイズム!カナデルリズム!~君の笑顔で世界がやばい編~」』

バンドじゃないもん!が内包する強烈なスリルとは? Zeppワンマン徹底レポート

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 バンドじゃないもん!は、成り行きで現在の変則的な編成になったグループではあるが、それゆえに完全にワン・アンド・オンリーのアイドルグループとしてZepp DiverCity Tokyoでのワンマンライブを成功させた。2015年7月4日に開催された『バンドじゃないもん! ワンマンライブ Vol.4「カサナルイズム!カナデルリズム!~君の笑顔で世界がやばい編~」』は、感無量にさせられたライブだった。

 Zepp DiverCity Tokyoのキャパシティは約2,500人。新宿BLAZE(2015年2月7日)でのワンマンライブをソールドアウトさせたとはいえ、その次に用意されたあまりにも大きいワンマンライブの会場に、誰よりも危機感を持っていたのはメンバーだったはずだ。チラシ配りをするにもゲリラ的な手法はリスキーであるため、他のアイドルのライブ会場で許可を取ってチラシをまくなど、かなり困難な状況を突き進むことにもなった。メンバーによるツイキャス配信や、YouTubeへの動画のアップロードなど、地道な広報活動も。さらに驚いたのは、警察に許可を取って駅前で宣伝活動をしたもんスター(バンドじゃないもん!ファンの総称)までいたことだ。ワンマンライブ直前は、まさにメンバーとスタッフともんスターの総力戦の様相を呈していた。

 そしてライブ当日、Zepp DiverCity Tokyoの2階から下のフロアを見た。ソールドアウトこそしなかったものの、満員と言っていい人の入り具合で、後ろまでびっしりとサイリウムの輝きが見える。ステージからは、横幅の広い花道が突き出していた(細い花道ではない点は後の演出の重要な伏線となっていた)。

 その光景を見て、私はふと2012年2月18日に新代田FEVERで開催された「跳ぶんzzz 1m」というイベントのことを思い出していた。あの頃、バンドじゃないもん!をいつも見に来て最前列にいたのは基本的に3人。後に「僕も後ろにいました」という人が現れたので、いつも現場にいたのは合計4人だ。新代田FEVERでのライブも、当時のメンバー2人にファン4人という状況だったが、当時はそれが普通だったし、バンドじゃないもん!の2人によるうまい棒の早食い競争に笑っていた記憶がある。牧歌的な時代だ。Zepp DiverCity Tokyoでのワンマンライブなど、当時は想像すらしていなかった。

 バンドじゃないもん!は、神聖かまってちゃんのドラムとしても活躍するみさこがリーダーを務める6人組のアイドルグループだ。2011年の結成当初は4人組の普通の「バンド」であったが、後にみさこと「かっちゃん」こと金子沙織によるツインドラムの形式になった。そのツインドラム編成のお披露目は、2011年5月7日に原宿アストロホールで開催された「ASTRO HALL 11th anniversary『PRIVATE LESSON』」であり、でんぱ組.incとのツーマンライブ。バンドじゃないもん!の出番のとき、でんぱ組.incのファンの皆さんに最前列を譲ってもらったものの、そこに行ったのは自分も含め5人だった思い出がある。

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