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期待の若手バンド・Suchmosの“2つの強み”とは? 新アルバムとライブパフォーマンスから分析

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 Suchmosが、7月8日に1stフルアルバム『THE BAY』をリリースする。

 同バンドは、神奈川は横浜、茅ヶ崎出身の5人組+サポート1名で構成され、ヒップホップ・フュージョン・A.O.R.・などのエッセンスを取り入れつつ、ロック・ソウルを軸としたグルーヴィーなバンド・サウンドを展開。

 ディアンジェロとジャミロクワイ、そしてJ・ディラをフェイバリットアーティストに挙げる彼らは、2013年に結成。上記のアーティストに共通するグルーヴを会得するため、スタジオで練習をじっくりと行いつつ、スケートボードでコミュニケーションを取るなどして、連帯感を強めていったという。バンドはその後、都内のライブハウスを中心に活動し、めきめきと力を付けたのち、2014年の『FUJI ROCK FESTIVAL '14』でブレイクの片鱗を見せた。同フェスで「ROOKIE A GO-GO」2日目のトリを務めたSuchmosは、高い演奏力と苗場の夜にピッタリのメロウなグルーヴで観客の心を奪い、一気にインディーシーン内で要注目のバンドに躍り出た。

 今回は、そんななかでリリースされる最新作『THE BAY』を紐解いていきたい。

 同作を耳を傾けると、バンドには二つの強みが存在することが分かる。ひとつは、ボーカル・YONCEのアグレッシブなリリックと、バンドサウンドがメロウに同居していること。歌詞は<戦争は儲かるか? 平和はゴミか?>と世の中への風刺的なものや<cityなんかよりtownだろ>(「Pacific」)といったシーンを揶揄するフレーズなど、クールに自分たちの立ち位置を示している。ここにバンドがグッドメロディと強靭なグルーヴをセッション形式で加え、独特の色艶を持った楽曲群が完成した。

 もうひとつの強みは、12曲中4曲に携わるベーシスト・HSUの存在だ。彼は両親がジャズやディープな音楽を好み、原体験から深い音楽に関わってきたことや、ジャコ・パストリアスに憧れていたこと、元ギタリストという来歴を聞いて「なるほど」と膝を打つような、動きのあるプレイが特徴のベーシスト。アルバムでは前半の「GAGA」「Miree」といったキャッチーなライブ定番曲を作詞作曲しているが、12曲を通して聴いたとき、改めてSuchmosの楽曲群において、ひときわ飛距離のあるメロディを生み出す彼の大きさを感じる。

     
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