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新曲『ヒロイン』が「JR SKISKI」CM曲に抜擢

「ミスチルやスピッツのような国民的バンドを目指せる」ダイノジ大谷が語る、back numberの可能性

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左から、Ba.Cho.小島 和也、Vo.Gu.清水 依与吏、Dr.栗原 寿。

 back numberが1月21日にリリースしたシングル『ヒロイン』の表題曲が、JR東日本が展開しているキャンペーン「JR SKISKI」のCM曲に起用され、話題となっている。「JR SKISKI」では、これまでZOOの「Choo Choo TRAIN」やGLAYの「Winter,again」、GReeeeNの「雪の音」などを起用し、その多くが冬の定番曲として広く浸透してきた。2013~2014年はSEKAI NO OWARIの「スノーマジックファンタジー」が起用されたことも記憶に新しい。

 back numberは、2004年にボーカルの清水依与吏を中心に群馬県にて結成され、2011年にシングル『はなびら』でメジャーデビューを果たした3人組バンド。『日経エンタテインメント!』の1月4日発売号では、「2015年の主役たち100」という特集で、乃木坂46やSEKAI NO OWARIといったミュージシャンとともに選出されており、国民的グループとなる可能性を秘めたバンドとして注目を集めている。

 そんな彼らの魅力とは、いったいどんなところなのか。インディーズ時代から交流を持ち、彼らを自らのラジオ番組などでプッシュし続けてきたお笑い芸人のダイノジ大谷ノブ彦氏に、back numberがいま、日本の音楽シーンで支持される理由を解説してもらった。

ダイノジ大谷が語る、back numberの魅力とは

back number「ヒロイン」Music Video

 新曲の「ヒロイン」を聴いた瞬間、僕は「一段上のステージに行ったな」と確信しました。清水依与吏というミュージシャンの持つある種のコンプレックスや自意識の高さを感じさせる歌詞を、よどみなくスムーズな、しかし一発で刺さってしまうグッドメロディに乗せることにより、ポップミュージックとしてうまく昇華してきたのが彼らの手法だと思っていて、この曲はそうした手法の集大成でありながら最新形でもあります。今回は小林武史さんがプロデューサーとして参加していて、彼ならではのてらいのない、より多くのリスナーと音楽を共有していこうとするプロデュースワークは、back numberの姿勢ともすごく合っていて、楽曲の完成度はさらに上がりました。身も蓋もない言い方をすれば、とにかくめっちゃ良い曲! それに尽きてしまいます(笑)。だって、テレビからこの曲が流れてきたらハッとするでしょう?

 でももちろん、彼らがいま多くの人たちに期待されている理由は、楽曲の良さだけでは語れないと思います。僕が彼らと出会ったのは、まだ『はなびら』でメジャーデビューする前、2009年くらいで、その時に清水くんに感じたのは、“受け”がすごく上手いということ。もともとお笑い芸人を目指していたというだけあって、彼は話がすごく面白いんですが、自らボケるというのではなく、その場の空気を読んでパッと求められている台詞を返すのが上手なんです。そして、そうした彼の特性は曲作りにも活かされていると思います。彼の書く歌詞は失恋や片思いをテーマにすることが多いから、ともすれば女々しい感傷という風に捉えられてしまいそうですが、しかしそうした気持ちは多くの人々が心に秘めているもので、本当は代弁してほしいことでもあるはず。彼は、そういうものを敏感に察知して、ちゃんと人に伝わるように、自意識過剰が行き過ぎない絶妙なバランス感覚でアウトプットしているんです。だからこそ、個人的な歌詞を書いているのにポピュラリティを獲得しているんだと思います。それでいて、いつもスマホやウォークマンに入れて一人で聴いていたい“ポケット・ミュージック”でもある。彼はモテない男の歌を歌っていて、そこにはディスコミュニケーションに対する苛立ちや悲しみなども含まれていますが、歌にすることによって多くのリスナーと親密なコミュニケーションができているというのは、すごく面白いですね。

     
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