A.B.C-Z・戸塚祥太の“奇行伝説”とは? 純粋ゆえの魅力と実力を検証

 6月より『魔法☆男子チェリーズ』で、グループとして初の連ドラ主演を務めているA.B.C-Z。7月9日には、ドラマの主題歌を含む新作DVD『Legend Story』を発売。さらに、A.B.C-Zは今月から個人単位での舞台出演が続き、勢いに乗っている。

 偶然にも、DVDの発売と同じ日に初日を迎えるのが、戸塚祥太が出演する舞台『出発』。Jr.時代から数えると相当な舞台経験を持つ戸塚が、初めて単独座長となった記念すべき舞台だ。しかも、本人が尊敬してやまない錦織一清が脚色演出を担当しているとあり、気合も十分。錦織からは「彼の腕を買っている」と、その演技力に期待が寄せられている。

 戸塚には、まっすぐという言葉がよく似合う。どんな過酷なバラエティ番組の企画にも、真正面から取り組む姿が印象的だ。また、天然キャラの多いグループで、まっとうな意見を言うポジションにもいる。だが、まっすぐがゆえに突拍子もない行動に出ることもしばしばあるのが、彼の面白いところ。

 役作りのためでもなんでもなく急に坊主にしてみたり、バンダナに丸メガネという奇抜なファッションで音楽番組に出演したりと、周囲を驚かせた過去も少なくない。ファンの間では“奇行王子”とささやかれることもあるが、彼の中では大真面目なのだ。悩みの多い現状から打破するための断髪であったり、どんなファッションでも似合う大人の男をめざしたがゆえの格好だったり。「喋りが苦手」という彼にとって、言葉よりも先に行動が出るようだ。だが、それもすべてまっすぐに自分の思うものを追いかけた結果。その素直に突き進む姿勢こそ、戸塚の最大の魅力とも言える。

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