嵐のメンバー主演『ピカンチ』シリーズ最新作公開へ 気になる主題歌&ストーリーは?

20140502-arashi-01.jpg
7年ぶりに5人揃って映画に出演する嵐。

 嵐のメンバー5人が主演を務める映画が『黄色い涙』以来およそ7年ぶりに制作されることが発表された。タイトルは『ピカ☆★☆ンチ(ピカンチ・ハーフ)LIFE IS HARD たぶんHAPPY』。メンバーの発案によって今年4月に話が決まり、さっそく今月の半ばからクランクインする予定。今後急ピッチで制作は進められ、8月1日から31日まで東京ドームシティホールにて公開される。

 『ピカンチ』はV6井ノ原快彦の青春時代を原案に、品川のマンモス団地「八塩団地」で育った幼なじみ5人組の等身大の悩みや友情を描いたファンの間では伝説的な作品。2002年に高校最後の日々を描いた『ピカ☆ンチ LIFE IS HARD だけどHAPPY』が公開され、2004年には卒業して3年後、それぞれの道を歩む5人の再会を描いた『ピカ☆☆ンチ(ピカンチダブル)LIFE IS HARD だからHAPPY』が続編として公開されていた。10年ぶりとなる今作のテーマは30代になった主人公5人の仕事や家庭の悩み。二宮和也演じるタクマの「ビッグダディ」化や、松本潤演じるボンの沖縄での運命の相手と出会い、はたまた略奪婚など、相変わらずのドタバタ劇が「ゆる~く、ちょっと切なく」描かれているという。

 さて、『ピカンチ』シリーズといえば気になるのが主題歌。これまでの映画では『PIKA☆NCHI』『PIKA★★NCHI DOUBLE』という映画のタイトルをそのまま踏襲したシングルがリリースされ、それぞれオリコン1位のヒットを記録した。しかし今作ではアイデアから公開までの期間が非常に短いこともあり、いまのところ新曲については未定だという。とはいえ劇中でなにも嵐の曲が用いられないとは考え難く、すでにリリースされているなにがしかの曲が使用されると予想される。一体どの楽曲が「ハーフ」で用いられるか、あるいは新たに主題歌が制作されるというサプライズがあるのかもファンにとっては楽しみのひとつになるはずだ。

 今回の作品について松本は「役に会うのもスタッフに会うのも久々で同窓会みたい。デビュー15年のタイミングで、もう1回バカなことをするユルさを楽しみたいし、肩ひじ張らずに懐かしく見てもらいたい」とコメント。また二宮は「トリプルというほど明確なものはないんだけど、今回のハーフでその影を踏めるところまではいきたい。彼らの生活がここで終わるわけじゃない、まだ続くんだと感じてもらえれば」と続編への意欲を見せている。『ピカンチ』シリーズが今後どのように展開するのか、そして今作はなぜ「ハーフ」なのか。「その理由は物語の中に隠されている」(二宮)という。ぜひ劇場に足を運び、彼らの終わらない青春を見届けて欲しい。

(文=北濱信哉)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる