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ウルフルズ、4年半ぶりに再始動  ソウルフルでコミカルな音楽性はなぜ支持され続ける?

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20140225-uru3.jpg実に4年半ぶりとなる復活、活動再開を宣言したウルフルズ。

 2009年に活動休止したウルフルズが4年半ぶりに復活、活動を再開させることをオフィシャルホームページ上で発表した。バンドを休んでいる間も、ソロで活動を続けていた各メンバー。昨年8月に行われたトータス松本のライブに、ギターのウルフルケイスケがゲスト出演したことがバンド復活のきっかけとなった。翌9月にはベースのジョン・BとドラムのサンコンJr.を合わせた4人でスタジオに入り「ガッツだぜ!!」を演奏。手応えを感じることができたため「本格的にやろう」と決心、今回の活動再開に至ったのだという。

 ウルフルズの奏でる音楽についてギタリストのマーティー・フリードマンは次のように述べている。「歌詞はコミカルで遊び心が満載だけど、サウンド自体はすごくちゃんとしてる。メロディーは歌謡曲の王道で分かりやすいし、コミカルさとまじめさが混じっている」(日経トレンディネットより引用)。あくまで歌謡曲をベースに、コミカルな歌詞やグルーヴィなバンドサウンドなど様々な要素を取り入れたのがウルフルズの音楽性というわけだ。そんな中でも彼らのオリジナリティとなっているのがトータス松本のソウルフルなボーカル。シングル曲に「サムライソウル」と名付けるほど、ウルフルズとソウルミュージックは切っても切れない深い関係がある。

 ソウルミュージックとは1950年代から1960年代の初期にかけて生まれた、ゴスペルやリズムアンドブルース、ジャズなどから派生した音楽の体系。70年代にはマーヴィン・ゲイやスティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハサウェイなどの登場により一般にも浸透し、日本でもその影響を受けたミュージシャンが現れるようになる。ラッツ&スターの鈴木雅之、大澤誉志幸、佐藤竹善、久保田利伸。そういった先輩ミュージシャンの影響を直系で受けたトータスのボーカルもまた、エモーショナルで表情豊かなものである。特筆すべきなのはこういったソウルフルなボーカルを比較的ストレートなバンドサウンドに持ち込んだこと。日本人ミュージシャンではソロシンガーが一般的だったソウル・ミュージックをウルフルズというバンドで行ったこと。そしてマーティー・フリードマンの指摘するように、それらのサウンドを歌謡曲とも融合させたことにウルフルズの独自性、そして息の長い人気の秘密が隠されているのかもしれない。

 ウルフルズは本日、配信限定シングルとなる『どうでもよすぎ』をリリース。今月28日には『MUSIC STATION』に出演し、3月16日に復活後一発目のライブ「uP!!!SPECIAL MUSIC COMPLEX 2014,Spring」を両国国技館で開催。5月21日に約6年半ぶりとなるオリジナルアルバム『ONE MIND』のリリースを控えている。再び日本中にソウルフルな歌声を響かせるか、その活躍に期待したい。
(文=北濱信哉)

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