軽さもデザインも「今」らしい 『DELL XPS 13』は、学生や社会人にバチっとハマるノートPC

デル・テクノロジーズ株式会社から2026年6月に発表された軽量薄型ノートPC『XPS 13(型番:DX13260)』。このモデルは、同社のXPSシリーズとしては史上最薄&最軽量を謳う、記念すべきモデルだ。
XPSシリーズといえば、デルが展開する多くのPCブランドのなかでもプレミアムなデザインを特徴としている。一方でややハイエンドな価格となっていたが、なんと今回の新モデルは価格もこれまでになく手頃に抑えられている。半導体が高騰している昨今、この舵取りはありがたい。

もちろん、安くなったからといって質感やデザインが損なわれていることもない。より身近なモデルとなった『XPS 13』を見ていこう。なお本記事ではIntel Core 5 320搭載モデルを試用しており、上位機種にIntel Core Ultra 7 355搭載モデルが存在する。
軽量薄型とアルミデザインを両立

本機『XPS 13』は、Computex 2026にて発表された。最小構成での価格は税抜 14万720円ほどで、学割でさらに6%オフとなる。10万円台前半の軽量ノートPCといえば、競争が激しい市場だ。

同梱物はPC本体のほか、65WのACアダプターとUSB-Cケーブル。本機はUSB-C端子から充電ができるため、このアダプターを使わずとも利用できる。本体左右側面に、USB 3.2 Gen 2を1ポートずつ搭載(Intel Core Ultra 7 355搭載モデルの場合、Thunderbolt 4.0が2ポート)。

驚くべきはこのコンパクトさだ。薄さは12.7mm、重量は最小構成で1kgとなっている。筆者が調べた限り、この価格でこの薄さに迫るモデルは1機種しか存在しなかった。

薄さの秘訣は、驚くほど薄いCNC加工が施されたアルミニウム筐体にある。そう、この薄さと軽さでアルミなのだ! XPSシリーズはこの美しいアルミ筐体が特徴だったが、本機はあまりの軽さから「今回はカーボンにしたのか?」と思ってしまったほど。しかし触ってみれば、金属らしい複雑なテクスチャや冷たさが感じられる。
軽さとデザインをこの価格で両立させているのは、『XPS 13』ならではの強みといえるだろう。ちなみにワンクラス上位の『XPS 14』の価格は、一気に税抜で29万円台にまで跳ね上がる。XPSらしい体験をこれほどの低価格で提供してくれるのは、やはりありがたい。

前述の通り、搭載CPUはIntel Core 5 320。AI処理を担うNPUを搭載した、軽量ノートPC向けの省電力CPUだ。メモリは8GBと16GBから選べるが、今回はエントリーユーザーにお薦めの8GBモデルを試用している。
軽やかな使い心地でノンストレス

ここからは実際に使った所感をお届けする。まずもってこの軽さゆえ、持ち歩きは一切苦にならない。それでいて13.4インチ(解像度2.5K、リフレッシュレート最大120Hz、最大輝度500ニト)のディスプレイは視認性も申し分なく、非光沢も相まってどんな場所でも一様の見応えをキープできている。

特に気に入ったのは、キーボードとタッチパッドの体験だ。キーボードはストローク0.8mmで、充分な打鍵感がある。ガラス製タッチパッドもサラサラとしており、こういったインターフェース周りのクオリティはさすがXPSシリーズといったところ。

ディスプレイはタッチ操作にも対応している。直感的な操作ができるのはもちろん、手書きメモや署名など、指先入力が役立つシーンは意外と多い。資料やグラフに対して直感的にメモが書けるのは、タッチ操作の特権だ。
ここまで実際にPCを使ってきたが、メモリ8GBでも動作の遅さや不満点は見つからなかった。実際、メモリ8GBだとスペック的にはどうなのか、PC MARK10でベンチマークを測定してみた。

その結果は画像をご参照頂きたいが、結論からいうと、2026年の新型ノートPCとしては全く持って過不足がない。オフィス作業向けノートのスコア目安がProductivity 4,500とされているが、なんと3倍近くも上回っている。体感的な快適さとベンチ結果の齟齬はない。

ちなみにメモリについては最新規格の「LPDDR5X」を採用しており、データ転送速度が7,467 MT/sも出ている。容量自体は8GBと最小限だが、データを取り出す速度そのものは落とさないことで快適さを確保しているのだろう。4K動画の編集は厳しいが、フルHDのvlogやショート動画程度であれば、プレビューやエフェクトも快適に利用できそうだ。

そしてやはり、実際に使っていて感じたのは薄さの恩恵だ。バッグに入れている感覚が、もはやほとんどない。ノートPCにおいて身軽さは重要な要素だが、軽いからといって性能や操作性が犠牲になっていないのは、これまでのレビューやベンチマークからも伝わっているだろう。
学生やビジネスマンに、いま最も推したい一台
では、軽くてサクサクで、なおかつ価格も手頃なノートPCはどんな人にオススメできるか? やはり学生とビジネスマンだろう。どちらもPC環境は必須であり、なおかつ家でも外でもガシガシと使いたいはずだ。

そんなニーズに、この『XPS 13』は見事なまでにハマっている。アルミならではのプレミアムなデザインも相まって、長く満足できる一台になるはずだ。個人的に、競合となりうるのは(メモリ容量や価格、デザイン面からみて)MacBook Neoだと思うのだが、映像や音楽制作を重視するか、学業や仕事での作業を重視するかで変わってくるだろう。そしてなによりも、このマシンは非常に軽い。
2026年、PCメーカーにとっては変化の時代に違いない。しかし『XPS 13』は、絶妙のバランス感でユーザーが満足できる一台を打ち出してきた。オフィシャルのコピーには「羽のような軽さ」と書いてあるが、まさに羽が生えたような快適なPCライフを過ごせることだろう。
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