現役アナ、経営者男性と結婚か破局か――30日間の婚活の末に出した答え 『時計じかけのマリッジ』最終話

「30日後に結婚します」。そんな衝撃の宣言から幕を開ける究極の期限付き婚活リアリティショー『時計じかけのマリッジ』が、4月28日についに開幕した。参加するのは、恋愛には自信があるものの婚活は初心者の女性3人。人気婚活番組への出演経験を持つ経営者のあやか(中野綾香)、ABEMA現役アナウンサーのゆか(西澤由夏)、モデルのなつえ(徳本夏恵)だ。
舞台は夜景を望む豪華な“ハウス”。平均年収2,000万円超え・ルックス抜群の男性30名が彼女たちを迎えた。腕時計型のカウントダウンが結婚式までの30日間を刻み続けるなか、女性が合鍵を渡し男性がハウスに来れば即座に「0日婚約」が成立。さらに29日間の同棲がスタートする仕組みで、合鍵を受け取ってもらえなければ、その相手とは二度と会えない。
指南役は辛口の婚活アドバイザー・植草美幸氏、MCはサバンナ・高橋茂雄、夏菜、エルフ・荒川、森香澄が務める。今回は、いよいよ3人が最後の決断を迎えた最終話を振り返っていきたい。
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浮気に対する価値観ですれ違うあやか×ヒロキに、恋リアで共演の友人・黄皓がアドバイス
結婚式まで残り5日。迷っていられる時間は、もうほとんど残されていない。なつえは、22歳の九州男児・シンペイ(経営者)とのデートへ向かう。年齢は20位、年収ランキングは21位。前回、あやかから「男らしさで引っ張ってくれそう」とすすめられていた相手だ。しかし、対面したなつえは「ビビッとはきてない」と、率直な感覚を口にする。
なつえはデートの中で、シンペイに理想の結婚観について尋ねる。彼は、エーリッヒ・フロムの世界的名著『愛するということ』を読んだことで、「結婚に向き合う時間を増やしたくなった」そうだ。恋愛感情だけでなく、愛することを能動的な営みとして捉えるこの本は、まさに結婚への向き合い方そのものに通じる内容である。なつえも偶然同じ本を読んでいたという共通点もあり、会話を重ねるなかで、シンペイとフィーリングが合うと感じている様子を見せた。

ただし、マリッジメモでは、彼の拠点が九州であり東京から遠いこと、仕事を拡大している最中であることから、(シンペイが)本当に婚活をすべきタイミングなのかという指摘も。それでもなつえは「本当にあっという間でめちゃくちゃ楽しかった」「人として魅力的」と好印象を抱き、シンペイに合鍵を渡した。
一方、ゆかはキョウスケ(経営者)に連れられ、彼の友人の店へ。ようやく想いが通じた2人だが、キョウスケの友人からは「酔っ払うとハッピー野郎になる。楽しくなって脱ぎますね」という思わぬ証言が……。「飲み会で脱ぐの、1番嫌だな」「彼氏でも嫌だし、旦那さんならなおのこと」と、ゆかは表情を曇らせる。時を戻して0日婚約を成立させた2人にも、“生活を共にする相手”として見たときの小さな違和感が顔をのぞかせた。

また、あやかはヒロキ(経営者)を友人に紹介することとなっていた。ただ、その前に2人は再び話し合うことに。もちろん話題は浮気に対する価値観の違い、そしてそれを踏まえた今後の話だ。
「100%破談」 浮気を否定できない女性経営者に、アドバイザーがお手上げ 結婚式目前で波乱の『時計じかけのマリッジ』7話
ABEMAオリジナル婚活リアリティーショー『時計じかけのマリッジ』が放送中だ。この記事では、6月9日放送の7話の模様を振り返る。あやかは「ヒロキくんと向き合いたいと思ってる」と伝えるが、ヒロキは「俺はそこまで体力が持たない気がする」と返し、どこか平行線のまま。あやかの“相手を試す”姿勢が、ヒロキからの信頼を失っていたようだ。友人に会う前から2人の空気は重くなっていく。

結局2人の問題は片付かないまま、あやかの友人との食事会へ。ヒロキは「そんなポジティブに捉えないでね」とあやかに釘を刺したうえで、彼女の友人たちと対面する。
そこには、過去に恋愛リアリティ番組であやかと共演した黄皓、休井美郷らの姿が。黄皓はヒロキとも知り合いだったことから、和やかに食事は進んでいく。そんな中、話題は今回の火種になっている浮気への考え方や、あやかの試し行動に及ぶ。
黄皓はあやかの行動について「私のこと好きなんだって節々から感じたくてやってるだけ」なのではないかと分析。そして、自身は相手とぶつかった際、「絶対譲れない価値観と相手、どっちが大事か考えた時に、相手の方が大事と思える人と結婚しようと思った」とも語った。

さらに休井は「(あやかは)ちょっと飛んでるけど信用はできる」「ちょっと違う角度からあやかを見てくれたら」とコメント。黄皓も自身の経験を振り返りながら「最後の数日って半端じゃない気持ちの動きがある」とアドバイス。友人たちの言葉は、あやかとヒロキのすれ違いにどのように響くのだろうか。
そしていよいよ、合鍵を受け取ったシンペイがハウスにやってきた。「とことんまっすぐ向き合って進めたらなと思ってます」と話すシンペイ。なつえにとっては、最後の最後で出会った新たな相手だ。だからこそ、ここからどこまで気持ちを深められるのかが問われるはずだった。
しかし、残された時間はあまりにも少ない。ほどなくして、それぞれの相手と向き合う婚活プログラムの終了が告げられる。結婚式は3日後。それぞれ自由時間を過ごすこととなった。
「結婚の過酷さを知った」(なつえ)「自分の気持ちに気づいた」(ゆか) それぞれが迎えた“ゴール”
そして結婚式当日。30日間、何度も合鍵を渡し、何度も迷い、時には関係を終わらせてきた3人に、ついに最後の選択が迫る。

式の前に、なつえは母と電話をする。これまで自分の気持ちを言葉にすることを抑えてきた部分があり、最近になってようやくSNSを通じて自分自身について言葉にできるようになってきたというなつえ。
そんな彼女に、母は「なっちゃんのことをちゃんと見てくれる人っているよ」と声をかけるが……結婚式では「私はまだ、“この人だ”って人には出会えていない気がしていて。それをやっぱり探し続けたいな」と素直な胸の内を明かし、なつえはシンペイとの婚約破棄を選ぶ。「結婚の過酷さを知った。必ずこの人だって思える人を、自分も頑張って見つけたい」と、最後まで自分の感覚に正直でいることを選んだ。

続いて、ゆかに最後の選択が訪れる。「あなたはこの方と結婚しますか?」。ゆかとキョウスケが選んだ答えは――“結婚”成立だった。
一見派手に見える交友関係の中での飲み会エピソードに、元彼との記憶が過ってしまったというゆかだが、「嫌な思い出はずっと消えない。でもそれはその人だからそうだっただけで、ちゃんとキョウスケくんを見ていることにならない」と語る。過去の経験に引っ張られるのではなく、目の前の相手を見ようとすること。その姿勢が、彼女の最後の決断につながったのだろう。
キョウスケも、価値観の違いがあることを認めたうえで、「ゆかさんとなら、その違いみたいなものを愛していけるんじゃないかな。そういうのを全部含めた上で、好きです」と想いを伝える。

ゆかは、「初めて男性30人のリストを見た時に、ほとんど情報が載ってないリストなのに、キョウスケくんに会いたいって思ってました」「会えない時間で自分の気持ちに気づくことができました」と振り返る。
「キョウスケくんとこの先も一緒に歩んでいけたらうれしいなと思っています」
一度は合鍵を渡さなかった相手と、時を戻してもう一度出会い直し、最後に結婚を選ぶ。遠回りのように見えた時間も、2人にとっては必要な過程だったのかもしれない。
一方、あやかとヒロキは婚約破棄という結果に。その決断をしたのはヒロキだった。好きな気持ちは最後まであったものの、「将来を一緒にいる結婚相手として考えた時に、信頼だったり、そこからくる安心感を考えた時に、結婚には至らなかった」と語る。あやかも「この人と結婚したいって相手に思ってもらうことが、こんなに難しいんだって痛感しましたね」と受け止めていた。

最後に行われたのは、ゆかとキョウスケの宣誓式。誓いの言葉を交わし、2人がキスをすると、会場は大きな祝福に包まれる。そこには、過去に同棲生活を送った参加者たちの姿もあった。
こうしてそれぞれの“ゴール”を迎えた『時計じかけのマリッジ』。同じ30日間を、同じルールのなかで過ごしながら、何を大切にし、何を譲れないと感じるのか。その婚活観は、見事なまでに三者三様だった。

そして、この番組を最後までシビアにしていたのは、やはり“時間”だったように思う。針が進むほどに猶予はなくなり、迷いも決断も待ったなしになる。相手を選ぶこと、選ばれること、そして時には選ばないこと。その一つひとつの選択に、婚活や結婚をめぐる生々しいリアルがにじんでいたからこそ、最後まで自分ごとのように見届けたくなった視聴者も多かったのではないだろうか。30日間を経てそれぞれの答えを出した3人のこれからに、エールを送りたい。
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