ファンを楽しませる工夫が多数見えた『hololive SUPER EXPO 2026』 見どころだらけの“お祭り”を振り返る

ホロライブメンバーの「思い出のアイテム」が展示されたスペースも
多く人が集まっていたブースでいえば、「Memorial Stage」と「hololive Time Capsule」も忘れてはいけない。
「Memorial Stage」は今回のイベントに合わせた衣装ビジュアルの等身大パネルが扇形にズラリと並んでおり、ちょうどその裏手に展示されていた「hololive Time Capsule」はいわゆる私物展示ブース。それもホロライブ54人のメンバーそれぞれが大切にしてきた思い出深いアイテムたちを展示していた。



トップバッターのときのそらは「そらのライブ用イヤモニ」を展示しており、これまで長く使用してきた思い出を振り返った。夏色まつりは鏡を置いて「まつりす」としてファンをあげてみたり、フワワ・アビスガードは卒業してしまった天音かなたが実際に握った握力計など、人それぞれに違った思い出深さを楽しめるブースとなっていた。
他にもレッスン時に使っていたシューズ、配信で使ってきたマイクやパソコンなど、音楽アーティスト 兼 配信者らしいアイテムの数々がならぶ、ホロライブのタレントらしい個性豊かなブースに仕上がっていた。
展示されていたアイテムのなかで特に話題をよんだのは、兎田ぺこらの「よく見るあの汚い鍋」。料理配信でほぼ確実に登場する、薄っすらと焦げた鍋。ファンにとっても思い出深いアイテムが展示されていることがSNSを通じて広まると、多くのファンがひと目見て写真に収めようと集まっていた。
初日のなかでも長いときには180分もの長蛇の列を形成していたようで、さすがに2日目以降は形成列を工夫、待ち時間を減らそうとする運営の努力が垣間見えた。
今後のコラボや新商品が一足先にお披露目 企業ブースも盛況
「hololive SUPER EXPO」では、会場がホロライブのオリジナルブースと協賛企業のブースに分かれる形式が毎年の恒例となっている。
そしてこの協賛企業のブースも非常に人気が高い。というのも、同イベントの企業ブースはホロライブと関わりの深い企業による宣伝ブースという域を超え、「今後のプロジェクト・新商品の発表」というニュアンスが色濃くあるからだ。
特に今回のイベントでは、イベント開催前に自動車・バイク企業であるSUZUKIがFLOW GLOW・輪堂千速とのコラボバイクを制作・展示することを明らかにし、イベント前日には「ガンダム」シリーズとのコラボなど、大型プロジェクトが多数アナウンスされていた。そのため、協賛ブースにも俄然注目が集まっていた。
筆者が現地で確認した限りでも、初日の午前中から協賛社ブースにはかなりの来場者が集まっていた。前述したSUZUKI×輪堂とのコラボバイク展示や「ガンダム」シリーズ×ホロライブのコラボガンダムや、オリジナルガンダムの展示があったことももちろん影響しているが、その他のブースも魅力的な展示や新商品の発表をおこなっており、多くのファンが思わず足を止めていたようだ。
くわえて、協賛ブースでは「イベント限定」の特別なアイテムがもらえることも、多くのファンが集まった理由のひとつ。特別なアイテムとはステッカーやウエハースカード、新情報をまとめたチラシなどのノベルティのことだが、これらは会場限定での配布となることがほとんど。多くのファンがこれらを目当てにしてドッと押し寄せていた。
筆者はこれまでに本イベントを何度か取材してきたが、かなり早い時間になくなってしまうことも多く、その人気ぶりがうかがえる。今年は初日の午前中から取材していたため、筆者が訪れた段階ではまだまだ大量に在庫も残っていたようだ。こうしたイベントでは基本的に企業ブースの方が空いていることが多いなかで、ノベルティ効果も相まってほぼ全ての協賛ブースに行列が出来上がっていたのはかなり印象的だった。
ブースによっては列規制または整理券なども駆使して来場者を迎えており、近しいところで行けばコミックマーケットや東京ゲームショウなどと近しい空気感があった。こちらも翌日には混雑緩和の対策がおこなわれ、列形成を壁際でおこなう形にしたり、すこしでも待ち人数が多くなりそうになったら列形成を終了させ、来場者の通行を優先する形で運営するようになっていた。
新コンテンツもしっかりファンへアピール
これまでのイベントからのマイナーチェンジという意味では、新情報が公開されたゲーム『hololive Dreams』にまつわるステージがあげられる。
別会場で行われていたEXPO Stageにおいて、同作品の新情報公開となるプログラムが行われていたのだが、3日間で4ステージとかなり力が入っていた。
約1時間から1時間半ほどの枠を確保して4度にわたってプログラムを組み、出演メンバーが実際にテストプレイをしてゲームへ触れていくという流れ、しかも隣接する「FUTURE」ステージではゲームの世界観を表現した展示もおこなうなど、過去の開催回を振り返ってもあまり見られないプッシュぶり。訪れた来場客の多くに、その存在を知らしめることになったはずだ。
『学園アイドルマスター』を制作したクオリアーツと共同で生み出した本作品が、ホロライブにとって目玉として大切にしたいコンテンツであることが伝わってくる。来年以降も、“ホロライブのイチオシ”なプロダクトやプロジェクトがあった場合、今回と同じようにバンバンと紹介するステージが作られそうだ。



































