首から下げれば日常が変わる? CES2026でお披露目されたLenovoネックレス型AIガジェットの可能性

Lenovoネックレス型AIガジェットの可能性

 米ラスベガスで開催された最新技術やガジェットの見本市「CES 2026」にて、首から下げるだけで日常をサポートするAIウェアラブル『Project Maxwell』の体験デモが実施された。

 これはLenovoがMotorolaのイノベーションラボ「Motorola 312 Labs」と共同で開発したコンセプト段階の試作機(概念実証モデル)でまだ製品化はされていないが、未来のAIデバイスの可能性を身近に感じられる、とても興味深いプロトタイプだ。

 ペンダント型のウェアラブルデバイスで、内蔵カメラで周囲の状況を把握し、マイクで音声を聞き取り、スピーカーで応答。基本コンセプトとしては道案内やメッセージ送信、日常タスクのサポートなどを想定して設計されている。

 スマートフォンやPCと連携するLenovo/MotorolaのAIプラットフォーム「Qira」と組み合わせることで、複数のデバイス間で情報を共有しながらユーザーを支援する使い方が想定されている。

 デモでは、担当者が実際に『Project Maxwell』を首から下げて使う様子を紹介。会場は人であふれていて、それなりに騒がしかったのだが、音声認識は非常に正確で、AIとの会話は自然に成立していた。

 たとえば翻訳のデモでは日本語で「今朝の朝食は何でしたか?」と担当者に質問したところ、『Project Maxwell』がすぐに英語に翻訳。担当者はそれを聞いて「シリアルにベリーを混ぜてヨーグルトをかけて食べた」と答え、まるで隣に通訳がいるよう。

 こうした近未来的な体験ができる一方で、現時点ではLenovo/Motorolaのエコシステム内での利用に限られ、他社デバイスとの連携は難しい。また、カメラとマイクが周囲を感知する設計であるため、データの扱いや使用環境には注意が必要となってくる。

 それでも、首から下げるだけで日常を便利にしてくれるAIガジェット体験には、想像以上にワクワクさせられる。今回の展示は、まだ実現していない技術の可能性を身近に感じさせるものであり、将来的に製品化されれば、私たちの生活に新しい便利さや楽しさをもたらす可能性が広がりそうだ。

AIガジェットが取り戻す「考えるための余白」 記者の取材現場で感じた働き方の変化

AIガジェットが取材現場の単純作業を削減。記録、文字起こし、要約で「考える余白」を取り戻し、仕事の質とアウトプットを向上させる。

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる