冷蔵庫にAIを入れるとレシピ提案や健康に役立つ? サムスンがAIライフパートナーのビジョンを発表

サムスン電子は、CES2026の「The First Look」のAIライフパートナーにて研究開発やユーザー体験について発表した。発表では大きく分けて、テレビを中核としたエンターテインメントとしてのパートナー、スマート家電によるホームパートナー、ケアパートナーの3点が挙げられる。
まずテレビについてSamsungのディスプレイが持つ高いハードウェア性能とAIによる映像技術を融合させることで、テレビを「観る」だけにとどまらない真のエンターテインメントパートナーを提供する方法として紹介した。

ラインアップの中核となる130インチのMicro RGBテレビを紹介しつつ、Vision AI CompanionでのAI体験も紹介している。AI技術を活用し、視聴する作品や食事のメニュー、聴く音楽についての提案を受け取ることができるといったものだ。例としてテレビで見た料理のレシピを音声で尋ねるだけで検索でき、最新の情報をもとに健康やフィットネスの目標に沿った提案ができるという。
他にも視聴体験をパーソナライズできる直感的なモードも搭載されている。サッカーファン向けのAI Soccer Mode Proは、AIによる映像・音響の自動調整により、スタジアムの臨場感を追求した試合観戦体験を実現できるほか、AI Sound Controller Proでは歓声、実況、BGMなどの音量を個別に調整できる。
他にも新製品として、Wi-Fiスピーカー『Music Studio 5』、『Music Studio 7』をはじめ、Odysseyゲーミングモニターのラインナップ、ポータブルプロジェクターの新製品『The Freestyle+』などを発表している。
日々の家事のストレスを解消させるホームパートナーに関する発表では、AI搭載冷蔵庫について紹介された。Google Geminiを搭載し、冷蔵庫に入れた食材と取り出した食材をシームレスに追跡することにより、献立の計画や食材管理を効率化させる。

中でも「What’s for Today?(今日の献立は?)」機能を使うと中にある食材からレシピを提案し、レシピを選択すると、手順も確認できたり、調理家電にレシピが送られたりする。ユーザーの食生活のパターンを週単位で振り返る新しいレポート機能「FoodNote」を発表し、最も使用頻度の高い食材やレシピの提案、補充が必要な食材などをまとめて提示しサポートを行うという。
他にも洗濯機をはじめ、ロボット掃除機などの新製品についても、日頃のケアやSamsung製品同士の連携を推し進めていることを発表した。
ケアパートナーについて、統合されたデバイスエコシステムを基盤に受け身のリアクティブケアから予防・先回りのプロアクティブケアへ転換する考えを示した。AIを活用することで、スマートフォンや家電、ウェアラブルデバイスなどの接続デバイスが連携し、健康上の懸念を未然に察知して予防につなげることを目的としている。
具体例として挙げられたのは、パーソナライズされたヘルスコーチングをもとに運動や睡眠のアドバイスを行うといったものである。また、冷蔵庫にある食材に基づき適切なレシピを提案することも視野に入れている。
予防医療の重要性を踏まえ、Samsungは研究パートナーシップを通じて、認知症検知機能も拡張している。ウェアラブルデバイスにより移動、発話、日常の活動状況などの微細な変化を捉え、長期的な認知機能の変化を示す可能性のあるサインを検出する。

























