「彼は日本のナイトハンター」東出の丸裸な人間性にくるま、驚愕『世界の果てに、くるま置いてきた』11話

『世界の果てに、〇〇置いてきた』シリーズの第3弾『世界の果てに、くるま置いてきた』の第11回が12月7日に放送された。
前回、ティンプーへと到着した2人の背後を目掛けて、旅に合流した東出昌大。第11回は彼の愛嬌たっぷりな人たらしであるさま、そしてくるまとひろゆきの人間性を見せつけられる回となった。
例えば、くるまがブータンの男性民族衣装「ゴ」を着たいと店に出向いた際のこと。東出はくるまがお買い上げしたのを見て「ひろゆきさんは?」と聞くのだが、ひろゆきは「着るの大変そうだから着ないな」と後ろ向きな発言。それに対して、わざとちょけたふりをして「まあ、でも、3人で着ましょうよ! せっかくだから」と東出が笑いかけ、結局3人で着ることになったのだ。これには、年功序列的には一番歳下のくるまも大きく口を開けて笑う。きっと、彼もそう言い出したかったのではないかと思った一幕だった。
さらに、政府公認のガイド・チョキさんがナイトハンティングの話をした際には、ティンプーを散策しながらホテルを探していると、すれ違う現地人女性が東出に「ハニー」「ようこそ」と笑顔で声をかけるシーンもあり。
ひろゆきから「彼は日本のナイトハンターです」といじられる東出。しかし、その場にいた店員の女性は東出を見て「アイラブナイトハンター」と言うほど、彼の虜に。男前であるという事実は、どうやらここブータンでも通用するみたいだ。
その一方で、くるまはこの旅を始めて、発展途上だと言われている国は十分に発展している側面もあること、決して「貧乏だけど幸せ」というわけではないということを伝えたいと熱弁。それゆえに、ブータンの国力のひとつでもある水力発電を見に行きたいと言い出す。これをチョキさん相手に拙いながらも一生懸命話すくるまの姿は、見ているこちらの心をも熱くさせるものがあった。
そして、それに対して持ち前の英語力でアシストしたのがひろゆきである。決して、くるまの言うことを代弁するのではなく、補足する形で、あくまでもくるまの思いを尊重させた上で交渉する姿に、またひろゆきの良いところを感じさせることになった。
さらに、くるまの強い希望で水力発電のダムを見に行くことになった際、「タクシー1台を8時間貸切にできないか」との交渉に4000ニュルタム(約6935円)で手を打ったひろゆき。しかし、まさかの目的地の手前に着いたところで、ドライバーから「さっき4000ニュルタムって言ってたけど、ダムに行くなら追加で2000ニュルタム必要だ」「プナカからダムまでは遠いからね」と言われた際にはひろゆきがドライバーを鬼詰め。結局、ガイドたちが間に入り、2000ニュルタム払うことになったが、相変わらず一切妥協をせずにお金に関してはシビアになるひろゆきを見られた瞬間だった。
このように三者三様の良さが出た11回。相変わらず、このせかはてシリーズは、見れば見るほど旅人たちを好きになる番組だと再確認した。いよいよ来週は最終地点へ。果たして、どんな結末が待っているのか。楽しみだ。

























