イタリア人プロレスラーが「ナポリタン」を食べたらキレる? ヒールなのに愛されるオーカーンが検証
プロレスラーのグレート-O-カーンが2025年11月29日、公式YouTubeチャンネルでイタリア人レスラーにナポリタンを食べさせる動画を公開した。
オーカーンは新日本プロレス所属のヒールレスラー。剃り上げた辮髪&伸び放題の髭という厳つい風貌で、身長188cm・体重120kgの大男でありながら、趣味はアニメ観賞で好物はスイーツ。2022年3月には駅で酔っ払いの男に絡まれた女児を救出し、警察から感謝状を贈呈されたことで話題を呼んだ。
「イタリア人プロレスラーに日本の魂『ナポリタン』を食わせた反応がやばかった /新日本プロレスのオーカーンCH」と題した動画でオーカーンは、新日の同僚であるイタリア人プロレスラー、フランシスコ・アキラを引き連れて、ナポリタン専門チェーン「スパゲッティーのパンチョ」へとやってきた。ナポリタンがナポリ発祥ではなく、日本生まれのスパゲティであることは有名な話だ。諸説あるが、第二次大戦後に進駐軍がパスタにケチャップをかけて食べていたことにヒントを得た、当時、横浜の「ホテルニューグランド」で料理長を務めていた人物が考案したという説が有力とされている。
今では日本人にとって国民的パスタの一つに数えられるナポリタンだが、世界中の伝統料理や地元食材を紹介するアメリカの旅行サイト「テイスト・アトラス」で2025年に発表された「世界で最も評価の低い料理」ワースト100において、75位にランクインした。低評価の理由としては、本場のパスタを知るイタリア人の89%が「パスタにケチャップは容認できない」と答えたことなどが挙げられた。この結果を不服としたナポリタン好きのオーカーンは「イタリア人に『うまい』と言わせたい」と考え、この場をセッティングしたのだという。
アキラはナポリタンについて「食べたことない」とし、「ちょっと怖い……」「(ケチャップのパスタは)イタリア人はあまり食べない」と流暢な日本語で不安がった。
そして、大盛りのナポリタンが提供されて早速実食したところ、アキラは「まぁ…美味しい」と評価を下しつつ、一方で「パスタじゃない」とバッサリ。オーカーンは苦笑いしつつも、「いやしょうがない。それでも『うまい』というのは言わせた」と、一定の成果を挙げられたと喜んだ。その後もアキラが「めちゃケチャップが強いね」と懐疑的に食べ進める中、オーカーンはタバスコをかけてかき込み「ああ~」と悶絶し、「これこれって感じ!」と美味しさに感じ入るように目を閉じていた。
本動画に対し、コメント欄には「オーカン本当にいい人なんだなぁ」「ほっこりした食レポ番組みたい」「リング上とは打って変わって和やか」などの声が寄せられていた。






















