16型で約1.2kgの超軽量大型ノート登場 ASUS『Zenbook SORA』新モデル発表会レポート

ASUSの最新ノートPCをチェック

 ASUS JAPANは2月下旬、都内で新製品発表会を開催し、国内向けに発売する最新ノートPC製品を発表した。

 今回発表されたのは4製品計9モデル。いずれのモデルも「Copilot+ PC」に準拠し、薄型軽量かつスタイリッシュなデザインを前面に押し出した製品となっている。

 Copilot+ PCとは、40TOPS以上の性能を持つNPUを搭載し、最低16GBのメモリと256GBのストレージを備え、高度なAI機能をデバイス上で高速に実行できるようにMicrosoftが定めた基準を満たしたWindows 11 PCの新カテゴリーのことだ。

 ASUSは2024年6月にCopilot+ PCを国内発売して以来、国内の同市場においてトップシェアを維持しており、今回の発表はその地位をさらに盤石にする狙いがある。

 その牽引役として期待されるのが、日本のユーザーのニーズを徹底分析して開発された超軽量シリーズ『Zenbook SORA』の最新モデルだ。

大型・軽量の16型『Zenbook SORA』が登場、14型も最新仕様に

 「Zenbook SORA」シリーズは、海外向けには「Zenbook A14/A16」として発表されているモデルをベースにしつつ、日本独自の「SORA」のネーミングを冠したモデルだ。名称の由来は日本語の「空」で、「まるで空のような持ち心地」を表現する軽量設計が最大の特徴となっている。

 もともと本シリーズは学生(特に大学生・大学院生)から絶大な支持を得ていたが、新モデルではその圧倒的な軽さとスタミナを武器に、ビジネスやクリエイティブの現場で働くプロフェッショナル層へもターゲットを広げている。

 今回のラインアップでは、既存の14インチモデルが最新仕様へとアップデートされたほか、新たに16インチの大画面モデルが追加された。

 新たに登場した『Zenbook SORA 16 (UX3607OA)』は、16型の大画面を搭載しながら、内部パーツをイチから見直すことでZenbook史上最軽量となる約1.2kgを実現。プロセッサーには最新の「Snapdragon X2 Elite Extreme」を搭載し、AI処理を担うNPUは業界最高クラスの80TOPSに到達。複数のAIタスクを同時に、かつ高速に処理できるパワーを備えている。

 一方、『Zenbook SORA 14(UX3407NA)』は、昨年に登場した14型モデルをベースに性能や仕様を刷新したアップデートモデル。重さ約990gと1kgを切る軽さを維持しつつ、最大約33時間という長時間のバッテリー駆動を実現している。ACアダプターを持ち歩く必要がなく、1日中どこでも作業できるモビリティ性能が魅力だ。

 両モデルとも、天板にはASUSが独自開発したハイテクセラミック素材「セラルミナム」を採用。陶器のような質感で指紋がつきにくく、耐摩耗性や耐衝撃性にも優れたこの素材は、軽さだけでなく外観の高級感と堅牢性にも大きく貢献している。

左からクアルコムの井田晶也氏、ASUS JAPANのDavid Chu氏、日本マイクロソフトの中村俊介氏
左からクアルコムの井田晶也氏、ASUS JAPANのDavid Chu氏、日本マイクロソフトの中村俊介氏

 発表会には、クアルコムや日本マイクロソフトの担当者も登壇し、AI PCがもたらす新しい体験について語った。Snapdragon搭載モデルでは、電源に接続していない状態でもパフォーマンスが落ちにくい「アンプラグド・パフォーマンス」が強調された。

 また、ASUS独自のAIアプリも充実している。写真や動画を自動整理する「StoryCube」や、AIがアイデアを画像化する「MuseTree」、会議を効率化する「SmartMeet」など、日常のあらゆるシーンをAIがサポートする。

 Windows 11の機能としても、話しかけるだけで操作できるMicrosoft Copilotの音声機能「Copilot Voice」や、Windowsの設定変更を支援する機能が紹介され、AIを「探しに行くもの」から「日常に溶け込むもの」へと変えていく姿勢が示された。

SORA以外にも広がるZenbookの最新ラインアップ

 発表会では、インテル製プロセッサーを搭載した強力なラインアップも披露された。

 『Zenbook S14 (UX5406AA)』は、最新のインテル Core Ultra 9 プロセッサー 386Hを搭載したプレミアムノートPC。厚さ約1.19cm、重さ約1.2kgという極薄軽量ボディを実現しており、洗練されたデザインと高いパフォーマンスを両立している。

 『Zenbook DUO(UX8407AA)』は、2枚の14型3K有機ELディスプレイを備えた、革新的なデュアル画面PCだ。内蔵スタンドの活用により、2画面を縦に並べる「デュアルスクリーンモード」や、横置きで19.8インチ相当として使う「デスクトップモード」など、5つのスタイルを使い分けることができる。

 発表会の会場では、これらの新型モデルに加えて、すでに日本市場向けへの投入が発表されていた『ProArt GoPro Edition (PX13 | HN7306EAC)』や、KOJIMA PRODUCTIONSとコラボレーションした2-in-1ゲーミングノートPC『ROG Flow Z13-KJP』の実機も展示されていた。

 価格は前者が34万9800円、後者が73万9800円(どちらも税込)と非常に高価だが、ファンにとってはぜひ手に入れたい一品だ。

 今回の発表会では、超軽量の「Zenbook SORA」シリーズを中心に、デュアルスクリーンPCやクリエイター向けモデルなど、多彩なノートPCが披露された。軽さとAI機能を両立した製品ラインアップを揃えることで、ASUSがAI PC時代の新たなスタンダードを提示しようとしていることが印象に残る発表となった。

 今回発表された各新型モデルは、3月下旬以降に順次発売される予定だ。新製品が対象の「新生活応援キャンペーン」も実施され、対象製品の購入で1万円分(学生は合計2万円分)のデジタルギフトがプレゼントされる。購入を予定している方は、ぜひ活用したい。

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