“イケメンすぎる高1男子”、ライバルを早くも牽制「話したいから、ちょいい?」『今日好き チェンマイ編』1話

『今日好き チェンマイ編』1話

 11月17日よりABEMAにて放送中の恋愛リアリティショー『今日、好きになりました。チェンマイ編』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。

 以下より、11月17日に公開された1話の見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。

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りくと&とういの“高1ペア”に注目? やるときはやる男=しゅんが奮起の再会2ショット

 今回の旅の舞台は、タイ・チェンマイ。首都・バンコクに次ぐ第2の都市で、自然豊かな古都としても知られる人気観光地である。参加メンバーは男子5名・女子5名の合計10名。うち継続メンバーは、前回の『チュンチョン編』からりくと(森本陸斗)、前々回の『夏休み編2025』からしゅん(倉澤俊)、ゆま(谷村優真)、すみれ(表すみれ)。さらには今年春の『ニュージーランド編』より、とうい(木村斗一)までもが登場してくれた。

『今日好き チェンマイ編』1話

 りくとと同じく、高校1年生の最年少男子=とうい。『ニュージーランド編』当時は学年にそぐわぬ落ち着きようとミステリアスぶりで、ふたりの女子からぶっとい恋の矢印を向けられたイケメンである。今期は高1ペアの“モテ男子”が、眼福すぎる光景を何度も見せてくれるのか。

 ただ、今回の旅の主役は、しゅんに譲ってほしい。りくとは、前回の旅で失恋したあやか(伊藤彩華)の影を追うのに対して、しゅんは『夏休み編2025』当時、旅の終盤に急接近したゆまと再会するためだけに、この旅に参加したとは本人の言葉。顔合わせ後、まだスーツケースを片付けるのを待たず早々に2ショットに繰り出すと「オレは本当に、ゆまちゃんしか見てないから」と、とにかくまっすぐに言葉をぶつけていく。迷いがない。

 当時の旅を引きずっているわけではないが、心のなかにはしっかりとゆまの存在と笑顔が刻まれている。しゅんの表情は、そんな想いを物語っている気がした。思えば、当初はお互いに別の相手の方を向いていて、いわば“戦友”として慰め合う関係性だったのが、運命の巡り合わせとは面白いもの。あの頃のアレコレを振り返って「ね! ねっ!」と共感し、改めて想いを重ね合おうとする姿が微笑ましい。

『今日好き チェンマイ編』1話

 ところで、同じく継続組よりすみれのボブヘアについて、男子陣が「長い子が好き」「前までは短いのが好きだった」と口々に不正解を呟いていたのが、前述の顔合わせでのこと。こうした男子がまだ“男の子”をしているのもまた、『今日好き』のひとつのよさである。ここからしゅん×ゆまの2ショットまで場面を戻して、ゆまが尋ねた「(彼女にするなら)どういう子がいい?」という質問に、しゅんは「ゆまちゃんみたいな人がいい」と即答。……大正解! というか、これは質問であり、もはや質問でもなかろう。選択肢の“択”が存在しないに等しい。まずは、これを即答でクリアした彼を褒めたいばかりだ。

 とにかく、やるときはやる男=しゅん。恋愛のペースとしてはやや早いと思われつつも、それもまた過去の旅を通してある程度の関係値をすでに構築しているからこそのアドバンテージと信頼したい。とはいえ、ゆま自身はこの2ショットを振り返って「恥ずかしすぎて逃げたかったです」「前は遅いけど、今日は早いみたいな」と、そのスピード感にやや不安はある様子。全体的には悪くないものの、たまに気まずい空気が差し込んでくる瞬間があったとのことだ。しゅん、このあたりにちゃんと気付けるか?

 そしておそらくは旅の終盤だとは予想されるが、この後に流れた予告映像で、ゆまの隣でまさにフラれる5秒前としか言えない、吸い込まれるような表情をしていた、しゅん。あれ……本当に大丈夫か? スタジオで“恋愛見届け人”を務める井上裕介(NON STYLE)曰く、“チェンマイ編”ならぬ“異世界転生編”にしか見えなかったという、しゅんの落胆手前顔。安心したい、彼はやるときはやる男だ。

しゅん、かなた、りくと……ゆまを巡る男子の攻防 その横で、ミステリアスに忍ぶとうい

『今日好き チェンマイ編』1話

 これで書くのも3回目だが、しゅんはやるときはやる男。なんたって、この旅の主人公的ポジションである。ここから始まる彼のサクセスストーリーにせっかちながら太鼓判を押しておきたいものの……この後のランチで、新メンバーのかなた(陣野奏汰)がゆまを2ショットに誘うアシストをしてしまい、まずはワンエラー。夕方にはショッピングモールでのフリータイムで、あやか不在のため静かにしているはずだったりくとにゆまとの距離を一気に詰められるなど、度重なる失策が目立つ。いや、なにかがおかしい。今度こそは主人公的ポジションなはずなのに。そう思っていたのは、ほかでもない現場のしゅんに違いない。

 しかもショッピング中、ゆまを挟んで休憩を取る際には、男子ふたりの間で迷い中の彼女に対して、自分は「オレは変わらず(気になる相手はひとり)」と強く出たにも関わらず、りくとから「ゆまちゃんと話したいから、“ちょいい?”」と、わかりやすく退席を促されるまでに。しゅん、この旅で不憫キャラを卒業しよう。強くなれ。とにかく、強くなるんだ。

 しゅんにとっては、なんとも幸先の悪いスタートとなった『チェンマイ編』。話は変わって、ランチのときのこと。彼やゆまの隣では、こんなハイレベルな攻防が繰り広げられていた。

 左から順に、すみれ、とうい、新メンバーのここね(大森心音)の並びで、まずはここねがとういに対して「どタイプ」と大胆に告白。そこから今度は、すみれがとういの第一印象で気になった相手を尋ねたときのこと。“もうひとり”の気になった相手であるりりか(島津凛々華)の姿を探しながら、ノールック、なのにそっと手を添えながらすみれを指名。なぜ、これほどかわいい女子を、ノールックの流す形で対応できてしまうのか。

 その後、すみれ本人から選んでくれた理由を聞かれたときも「普通にかわいいと思ったから入れました」と、本当にあっさりとしている。もしかして、しゅんに足りないのは、とういが持つこうした“あんま興味ないですよ感”なのか? 現状でしゅん&とういが気になっている女子は異なるまでも、今回の旅の最後でどちらが正解だったのかを見せてほしい。

 しゅん、やるときはやる男だって証明してくれ。信じてるから。それに、だんだん“やるときはやる男、と書いてはおきますが……”と、次回以降の筆をやや弱気で進めなくてはならなくなってしまいそうだから。

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