日本一のボディビル男子をめぐり女子2人のバトルが激化……告白はどうなる?『今日好き チュンチョン編』5話

『今日好き チュンチョン編』5話

 10月6日よりABEMAにて放送中の恋愛リアリティショー『今日、好きになりました。チュンチョン編』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。

 以下より、11月3日に公開された5話の見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。

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さわがはるに「だまれっ!」 友だち同士の茶化し合い=『今日好き』で最も摂取したいもの

 バーベキューの時間であるーー。

 『チュンチョン編』も2日目夜に突入し、旅の山場を迎えている最中。先ほどのように「バーベキューの時間である」と書けば、敬虔な『今日好き』視聴者にはもう説明不要だろう。これからなにが起きるのか。もう少し時代が進めば「いまからみなさんには、バーベキューをしてもらいます」のひと言だけで、その場の参加者を震え上がらせられるかもしれない。いや、さすがにそんな時代は来ないか……。

 さておき開始早々、あやな(葛西杏也菜)がいおう(榎田一王)を誘って隣同士の席に。この日のグループ行動で、惜しくも離れ離れとなってしまったふたり。いおうがあやな&さわ(紗和)の選択肢にまで絞っていることもあり、双方ともに再び話したかったという。なんとも穏やかな空気感だ。

 この間、あやながおみやげとして購入してきた色違いでお揃いのキーホルダーをプレゼントしたり、そのお返しと言わんばかりに、男子による直前までのゴーカート対決で勝利した暁には、あやなを特別な夜デートに誘おうと思っていたと、いおうがうれしい言葉を聞かせてくれたり。いおうは現状、ふたりの女子で決めきれないといいつつ、あやなの隣にいるときの方が、男子ながらも胸をキュンとさせているような表情を見せてくれる。一方のさわの隣では安定感と安心感。いや、あやなの隣でも安心感は抱いていそう。う〜ん、判断するのが難しい。

 そんな会話が気になってしまう、さわ。はる(谷本晴)とともに、あやなの左隣にぴったりとくっつく形で、いおうの発言にいちいち反応してしまうのがかわいらしい。ただ悪いのが、はるがいちいちさわを焚き付けてくること。いおう×あやなが、“彼女ができたらしたいこと”の話題で「制服を着て、ディズニーランドとかディズニーシーとか」と賑やかになっていると、はるがすぐさま「“彼女ができたらしたいこと”とか言ってる!」「どうすんの?」と、さわを茶化す。

 それに対して、順に「だまれっ!」「マジでうざいっ!」と、人間味溢れる反応をしてしまう、さわ。この少し前まで、午後に乗船したバイキングで、いおうの手を握ったことをほっぺたをゆるゆるに溶かしながらノロけて、悦に浸っていたはずなのに。感情の高低差がバイキングのそれすぎる。

 もちろん、さわも黙ってはいられない。はるに対して、彼の気になっているさら(永瀬さら)がこうし(倉上昊志)に誘われて特別な夜デート中なことを引き合いに出し、「どうする? いま夜デート行ってるよ、ふたりきりで」と対抗。あまりにもお互いにメリットがない煽り合いすぎるが、こうした何気ない掛け合いこそ旅の思い出に残るものだし、普段の『今日好き』からもっとたくさん摂取したい要素である。協力プレイとしては、新しいスタイルすぎるよ。

“いおうガールズ”の取り合いが激化 彼が悩むなか、雑用を任されるはやはりあのラッパー

 と、はるに一撃をくれてやると、さわはそのままいおうを誘って網の方に。そんな状況下で、この場にいる“いおうガールズ”のなか「結構無理ゲーかなと思っちゃって」と、恋の行方を暗く捉えている、ゆうひ(岩間夕陽)。

 さわにいおうを奪還されたあやなと合流すると、ふたりで手を繋ぎ、迷いながらもいおう×さわがいる網の方へと向かってきた。決していおうたちには話しかけない(あるいは、かけられない)見えない境界線が引かれている(あるいは、自ら引いてしまっている)ようなのが静かな混戦ぶりを表しており、これぞ“今日好きBBQ”の醍醐味といえるもの。が、均衡を破ったのは……まさかのバッタだった。あの虫の方のバッタである。

 あまりの機動力で、あやなの頭に着地。本人こそパニックにこそならなかったものの、てんやわんやするガールズとは対照的に、まったく動じずに彼女の頭からバッタを払う、いおう。こんなのまた好きゲージが急上昇してしまうし、実際にあやなの「ありがとう」には、色々な感情がこもっているようにも聞こえた。

 しかしながら、このきっかけを活かせず、いおう×さわは席に戻り、網エリアに取り残される、あやな&ゆうひ。この後、用は済んだと言わんばかりに網係をはる&かける(鈴木駈)の手持ち無沙汰な男子ペアに押し付けるあたり、いおう×さわの背中を眺めながら語っていた「奥手だね、うちら」はさすがにウソすぎるのだが、たしかに機動力、胆力のすべてが先ほどのバッタに劣って見えてしまうかもしれない。

 ちなみにこの後、やはり諦めきれなかったのか、いおう×さわに打診して、彼を囲む形で世間話を繰り広げた女子ふたり。彼らを横に、静かにブチギレの表情を覗かせる人間の権化こと、さわ。今宵も、いおうガールズが話題をさらっていく。

 バーベキュー後の花火では、はる&かけるによるいおうの恋愛カウンセリングが。その場に腰を下ろす井戸端会議の形で、先ほど記したのに近い、あやな=一緒にいて落ち着く、さわ=一緒にいて楽しいという言葉をいおう本人から引き出してくれたものの、その間に残された女子4名全員と、彼女たちの花火の着火係を流れで務めることとなってしまったのが……そう、ゼブン(矢田ゼブン)。相変わらず、おいしいところはすべてゼブンが持っていってしまうのがズルい。

 余談だが、ゼブンは翌日の“最後のアピールタイム”にて、ゆうか(森口優花)に失恋した流れで「ゆうかちゃんが幸せならOKです!」とコメント。あまりにもネットミームすぎるフレーズ選びにとにかく笑いを誘われてしまった。筆者の感触ながらも、ネットミームに強く、かつそれを程よい塩梅でリリックに織り交ぜられるラッパーは、リリシストとして評価される傾向にある。ゼブン、やはりラップ界隈に戻ってこないか?

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