人気ストリーマーたちが続々中毒に……ローグライクスロットゲーム『CloverPit』のブームが終わらない

ここ1カ月の間に、配信者や視聴者の間で『CloverPit』というゲームが話題に上がっている。本作は2025年9月27日にSteamでリリースされ、2週間で75万本の販売に成功しているローグライクゲーム。Steamでの同時接続プレイヤー数はピーク時に25,190人を達成しており、すでに数多くのゲーマーにプレイされている。
有名ストリーマーとしてはk4senやしんじさん、VTuberの叶、兎田ぺこら、渋谷ハルなどが配信上で今作をプレイ。また、Twitchの視聴者数ピークは約88,380人で、多くの視聴者からも注目を集めていることが分かる。
『CloverPit』は一言でいえば「ローグライクスロットゲーム」というジャンルに該当しており、プレイヤーは設定される返済ノルマをクリアしていくためにスロットを回していかなければいけない。プレイを進めていくごとに目標となる金額が二次関数的に増えていくことが特徴で、ノルマがクリアできなかった場合は振り出しに戻されてしまう。
ゲームの舞台は、錆びついた独房のような閉鎖空間。プレイヤーはスロットマシンとATMが置かれたこの空間に閉じ込められ、ラウンド終了時までに借金を返済しなければ奈落に落ちるような演出がなされており、常に“死と隣り合わせ”の緊張感が生まれている。マルチエンドなストーリーが用意されているため、ただスロットを回し続けるだけでなく「この空間の秘密を解き明かしたい」という思いを抱きながらゲームを進行するユーザーも多いことだろう。
ゲームには150種類以上のアイテム「ラッキーチャーム」や「電話アビリティ」が存在しており、組み合わせることで「絵柄を出やすくする」「当たりの金額を底上げする」などの効果が発揮されることも本作の特徴だ。ローグライク特有の毎回プレイが異なる構造があるため、アイテムの組み合わせにも戦略性が生まれる。相乗効果によって報酬を爆発的に増やせたときは、ドーパミンが脳内で大量に放出されることだろう。
展開が分かりやすいため、スロットマシンを回し、絵柄が揃って大当たりしたときやコンボが発動したときには視聴者も一緒に盛り上がれることが魅力だ。また、派手な演出や音でどハマりする配信者が続出しており、たとえば渋谷ハルは配信上で11時間以上も本作をプレイしていた。
『CloverPit』はローンチ直後から高い注目を集めており、世界2万5千人規模の同時接続・Twitch視聴数8万以上などの実績があることから、今後も多くの配信者にプレイされることだろう。税込1,200円で安価なこともあり、これから遊んでみたいというライトゲーマーも多いはずだ。すでに数多くのゲーマーたちの射幸心をあおってきた本作だが、これからどこまで売上を伸ばし続けるのか注目が集まる。



























