「マダムブリュレ」の生みの親・マダム信子の現在とは 年間20億円の豪邸に潜入

『ダマってられない女たち』シーズン2 7話

 9月5日より、ABEMAにて今を生きる女性の“幸せ”を、MEGUMI・剛力彩芽・ヒコロヒーが本音で語り尽くす番組『ダマってられない女たち』シーズン2がスタートした。“ダマってられない女”とは、他者に物申すわけではなく、思わずおしゃべりが止まらなくなる状態のこと。当番組はさまざまな女性の人生観に触れ、自分自身の価値観と照らし合わせるなかで、“女性の幸せ”について考えていく。

 本稿では、第7回の内容を振り返りながら、見どころを読み解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。

『ABEMA』総力特集 人気作品の裏側に迫るインタビュー&コラム

 2007年に社会現象を巻き起こした“マダムブリュレ”。キャラメリゼの香ばしさとメープルシロップをきかせたバームクーヘンを求めて、3時間の長蛇の列ができたことも。年間50億円を突破するなど、今や大阪の定番土産になったマダムブリュレの生みの親が、全身ヒョウ柄がトレードマークのマダム信子だ。

『ダマってられない女たち』7話

 銀座のホステス出身という異例の経歴で、テレビ番組に引っ張りだこ。600坪の広大な面積を誇る5億円の豪邸に暮らすなど、ド派手な私生活で話題を集めたマダム信子も、73歳に。現在は、兵庫県神戸市にあるマンションに住みながら、“終活”に勤しんでいるという。

 ともに暮らしているのは、19歳下の夫・幸治さん。2人の出会いは、マダム信子が代表を務めていた銀座の高級クラブの面接だった。当時、マダム信子は43歳で、幸治さんは24歳。初対面のときから、マダム信子は「絶対に間違いない」と幸治さんに絶大な信頼を置いていた。それから、31年。2人は、公私ともに寄り添い合い、数々の波乱を乗り越えてきた。

『ダマってられない女たち』7話

 1951年、韓国人の両親のもと島根県で生まれたマダム信子。幼少期は、経済的に苦労していたようで、「小さいリヤカーに、一斗缶を積んで、残飯を拾いに行っていた」と当時を振り返る。同級生に「臭い」と悪口を言われたり、鉛筆を刺されたりと、辛い経験もあったようだが、「鉛筆で刺されたら、コンパスで刺し返してた」とあっけらかんと振り返る。

 18歳の若さで、父の仕事のためにお見合い結婚。しかし、当時の夫とは馬が合わず、2年後に離婚してしまった。そこから夜の世界へと飛び込み、持ち前の負けん気の強さで、北新地のナンバーワンまで上り詰めた。向上心が高いマダム信子は、39歳で銀座に単身上京。すぐさま年間売上3億円を叩き出すなど、順風満帆と言える日々を送っていた。

 暗雲が垂れ込めたのは、50歳のとき。幸治さんとともにオープンした焼肉店で、狂牛病騒動が起きたのだ。借金1億円を背負い、「人生終わりや」と思ったマダム信子さんは、「なんで、うちみたいなアホなおばちゃんとおるんやろう」「(別の女性と)結婚して、子ども産んでくれたらいいのに」と、まだ30代だった幸治さんの将来を思い、別れを考えたという。

『ダマってられない女たち』7話

 それでも、幸治さんの“愛”が揺らぐことはなかった。「情熱だけでなく、知恵もすごい。この人について行ったら、食べられなくなるとかないな。人間力とかサバイバル力がある。無人島に行っても、生き抜くことができる」という彼の言葉のとおり、マダム信子はどん底からふたたび立ち上がった。

 なけなしのお金で喫茶店をオープン。母の味であるホットケーキを再現するために試行錯誤を重ねた結果、誕生したのがマダムブリュレだった。発売1週間で2億円を売り上げ、借金を完済。開業からわずか5年で、年商50億円に到達した。

 そんなマダム信子、“終活”のためにマンションに引っ越したのかと思ったが、なんと兵庫県芦屋に200坪の新居を建設しているのだという。スタッフに新居の額を聞かれると、「5億円以上」と明かしてくれたマダム信子。「わたしのものは、みんな幸治くんのもの」と語る彼女にとって、幸治さんが死ぬまで幸せで過ごすことができる最高の家を残すことが、人生最後の大仕事なのだ。

 40代後半の頃には、「子孫を残したい」という思いを抱いたこともあったという幸治さん。しかし、「どうしても2人の子にはならない」と自分たちなりの幸せのかたちを考えるようになった。幸治さんの今の夢は、マダム信子の最後を見届けること。「あの人の最後を見届けたい。出会ったときから、何も変わらないハイテンションだから。どうなっていくのか、興味がある。どうせ変わらへんのやろうな」という言葉には、マダム信子への深い愛情がたしかに滲んでいた。

 一方、マダム信子の夢は、自身と幸治さんの80歳&60歳の誕生日パーティを開催すること。「永遠に綺麗にしていたい。それを忘れたら、女はあかん!」と笑顔で語るマダム信子を見て、ゲストの大沢あかねは「生きる力がすごい人」「若いときからずっとぶれていない。めちゃくちゃ愛情深い人なんだろうな」と彼女の生き様を称賛していた。

 後半は、『芸能人、婚活はじめました。』の第2回が放送された。今回、婚活に挑むことになったのは、映画『カメラを止めるな!』(2017年)で、主人公の妻役を演じてブレイクを果たした俳優のしゅはまはるみ。現在、51歳の彼女は、都内のマンションでひとり暮らし。年齢を重ねて、「このまま、最期までひとりなのかな? 孤独死なのかな?」と考えるようになり、婚活を意識するようになったという。

 今回も、成婚率80%の婚活アドバイザー・植草美幸が、アドバイスを担当。「50歳で料理できませんは言えないよ」「それだったら、孤独死も考えた方がいい」と、いつものように辛口なアドバイスを送っていた植草だが、しゅはまの過去を聞くと、「優しい人なんだと思う」とポツリ。しゅはまは、29歳のときに6年付き合った相手と結婚するも、4年で離婚。当時の夫はモラハラ気質で、「謝罪文を100ページ書け」と言われて、ひたすら「ごめんなさい」と書き続けたこともあったという。得意ではない家事を頑張った結果、うつ病を発症。「やらなきゃいけないのに、できない」というトラウマから、家事を遠ざけてしまっているようだ。

『ダマってられない女たち』7話

 その後、交際した人も、「アル中の妄想癖」で、「別れたいって言ったら、羽交い締めにされて帰してくれなかった」ことがあったらしい。それらの経験から、男性への不信感が拭えず、ともに過ごすイメージが湧かなくなってしまった。しかし、植草に「辛かった4年間は、さっさと忘れて、次は幸せになろう!」と言われたしゅはまの頬には、涙が。年収1億円超えの会社経営者や、星野源似の食品会社勤務の男性とのお見合いを経て、しゅはまは「180度、考えが変わった。これから、幸せになれる気がするので、頑張ろうと思います!」と前を向けるように。お見合いの詳しい結果は、ぜひ配信をチェックしてほしい。

『ABEMA』総力特集 人気作品の裏側に迫るインタビュー&コラム

残金600円→年商16億円 山本“KID”徳郁の元妻・MALIA.の豪華すぎる私生活に密着

ABEMAにて放送中の、今を生きる女性の“幸せ”を、MEGUMI・剛力彩芽・ヒコロヒーが本音で語り尽くす番組『ダマってられない女…

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる