体重100キロ超えの人のレンタルサービス“デブカリ”エースが語る強さ「自分のことをお姫様だと思わないと」

9月5日より、ABEMAにて今を生きる女性の“幸せ”を、MEGUMI・剛力彩芽・ヒコロヒーが本音で語り尽くす番組『ダマってられない女たち』シーズン2がスタートした。“ダマってられない女”とは、他者に物申すわけではなく、思わずおしゃべりが止まらなくなる状態のこと。当番組はさまざまな女性の人生観に触れ、自分自身の価値観と照らし合わせるなかで、“女性の幸せ”について考えていく。
本稿では、第5回の内容を振り返りながら、見どころを読み解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。
『ABEMA』総力特集 人気作品の裏側に迫るインタビュー&コラム
「仕事も家庭も子育ても、全部選びたい。わたしは欲張りです!」
そう語る姿は、人気漫画『【推しの子】』のアイを彷彿とさせる。フィクションの世界を地でいくかのように、自らの“欲張り”を武器にして走り続けているのが、元HKT48の“ゆうこす”こと菅本裕子だ。今年3月に第一子となる男児を出産した彼女は、バンドマンの夫・たなかと、同居中の大学生の妹、そして近所に住む幼なじみ兼マネージャーとともに、“チーム”で子育てに挑んでいる。
妊娠前、菅本は「(出産したら)今まで積み重ねてきたことをやめなきゃいけないのかな?」と思っていたようだ。その不安を和らげたのは、夫・たなかの圧倒的な知識と覚悟にあった。たなかは、自ら本を購入し、出産に関する知識を猛勉強。今では、菅本以上に母体や胎児についての知識があるほどだという。「(出産に関しては)どう考えても、女性の方が大変。の方がというか、男の大変じゃなさがすごいって感じる」と語り、出産などどうしても代われない部分以外では、自分がすべて担うと決めた。
年商20億円を誇る実業家の菅本は、プライベートも“シゴデキ”。まずは、息子の行動をアプリで記録・共有し、チーム全員が対応できる仕組みを整えた。また、家中の収納にラベルを貼ることで、オムツや哺乳瓶などの必需品がどこにあるのか誰が見ても分かるように。さらに、音楽活動で時間に融通が効く夫・たなかが生活を夜型にシフトしたことで、お互いにしっかり休める環境が出来上がった。
そんな菅本が経営する会社は、ママが働きやすい環境づくりを重視している。従業員の7割が女性で、それぞれが子ども連れで出社することもあるという。ときには、ミーティング中に歩き回っている社員の子どもを、菅本が温かく見守ることも。社員たちは、「自分が子どもを産んでも大丈夫だと思える」と口を揃える。
事業内容はオリジナル化粧品やプロテインの開発など多岐にわたるが、いま菅本が最も力を注いでいるのが、ライバーのプロデュース事業だ。設立からわずか5年で、所属ライバーは1万3000人を超え、日本最大規模のライバー事務所へと成長。推進力となっているのは、“ママさんライバー”の存在である。なかには、安定して30万円を稼いでいるライバーも存在するようで、「ママたちも稼げる場所を用意したい」と菅本は語る。
さらに、“モテクリエイター”としての顔も持つ菅本は、ママになっても“可愛い”への追求を忘れない。妊娠・出産で体重が30キロ増加し、産後は80キロまで到達したが、栄養管理アプリ『あすけん』を駆使して、たんぱく質・脂質・炭水化物のバランスを徹底管理。加えて、産後2カ月目からは週に2回のジム通いを始め、5カ月で20キロの減量に成功した。このように自分磨きの時間が取れるのも、“チーム育児”のたまものである。
仕事も、家庭も、子育ても──役割は増えたはずなのに、菅本は「人生で、今がいちばん幸せですね」と笑う。その姿は、思わず“いいね”したくなるような輝きに満ちていた。























