DLE制作AI活用ショートアニメ『小泉八雲のKWAIDANの世界』が地上波で放送開始
月照寺で制作発表会を開催
放送に先駆けて9月6日に小泉八雲ゆかりの島根県松江市の月照寺で制作発表会が開催され、TSK代表取締役社長の田部長右衛門、DLE代表取締役社長で本作の監督を務めるFROGMANこと小野亮が登壇。本作の制作と放送決定を発表し、ティザーPVが公開されました。また、本作で声優を務める茶風林さんによるビデオメッセージも公開された。
さらに、月照寺ライトアップイベント~夜に描くKWAIDAN と灯り(あかり)~が2025年11月8日から12月14日まで行われることも同時に発表された。
TSK 代表取締役 田部社長 コメント

NHKで放送される朝ドラ『ばけばけ』がある中で、TSKでも何かやりたいという中から始まった企画。最初にアニメルック版と実写ルック版を見せて頂いた時にそれぞれの良さがあり、どちらも見て欲しいと思った。スピード感を持ってできた企画でもあり、これまではできなかったこと。AIを使うことで地方局でもこんなチャレンジができるのはあらたな扉が開いた印象だ。
声優・茶風林 ビデオメッセージ

松江観光大使を拝命し、小泉八雲の怪談を語る会を実施していますが、そういったご縁もあり、今回、小泉八雲の作品のアニメ化、さらに同じシナリオで実写風でも表現するという斬新な企画に参加させて頂き、とても光栄で楽しみです。どうかご期待ください。
DLE代表取締役社長・監督FROGMAN(小野亮)コメント

小泉八雲は日本の文化を大切にし、物語を書いた。今の日本では薄れてきたと感じられる日本の文化をこの作品で感じてほしいという思いを込めて作っている。AIでは今まで簡単には作ることができなかった実写風など様々なルックを試すことができ、海外向けに多言語化なども容易にできる。こういった地方との取り組みも今後増えると思っているし、地方から世界に発信できるところを証明したい。
記者からの「AIと怪談表現について」の質問に対して、「AIには魂が感じられず不気味と言われるが、ホラーや怪談にはそれが逆に向いているかもと感じた」と語った。
◾️番組概要
タイトル:『小泉八雲のKWAIDANの世界』
放送開始:2025年10月2日(木)より
放送局:TSKさんいん中央テレビ
【アニメルック版】: 毎週木曜日 20:54~21:00(2025年10月2日スタート)
【実写ルック版】: 毎週金曜日 24:45~24:51(2025年10月3日スタート)
スタッフ・キャスト
監督・脚本・編集: FROGMAN
キャラクターデザイン(ナビゲーションキャラクター「紺霞」):いずみせら(漫画家)
声の出演:茶風林(声優/松江観光大使/島根県ふるさと親善大使『遣島使』/酒林堂主宰)
主な出演作品『名探偵コナン』目暮警部、『サザエさん』磯野波平ほか
伊藤美紀(声優)
主な出演作品『ドラゴンボールZ』人造人間18号、『夏目友人帳』藤原塔子ほか
制作: DLE | OBETA AI STUDIO
製作・著作: 山陰中央テレビジョン放送/ディー・エル・イー
◾️イベント概要
タイトル:月照寺ライトアップイベント~夜に描く KWAIDAN と灯り(あかり)~
開催日時:2025年11月8日(土)~12月14日(日)17:00〜21:00予定(最終入場20:30)
定休日:火曜日
開催場所:月照寺境内(松江市外中原町179)
イベント内容:あじさい寺として古くから親しまれる月照寺。松江藩主松平家の菩堤寺で、小泉八雲、セツ夫妻が足繁く訪れた古刹でもある月照寺とTSKが協力し、紅葉時期のリアルイベントとして夜間のライティングイベントを開催。紅葉に色づく境内の美しい木々を照らす一方、八雲の怪談でも登場する月照寺の「大亀」を中心に、怪談さながら怪しく照らす。



























