DLE、AI事業本格化&スタジオ設立 月100本のショート動画や実写ドラマ風コンテンツの制作も可能に

株式会社ディー・エル・イー(以下、DLE)は、AI事業を本格化することとし、AIスタジオを設立、オリジナルコンテンツ制作やコンテンツ受託制作事業を開始する。
DLEはこれまで、自社IP(知的財産)の制作や製作委員会を組成し、他社保有IPの制作に携わってきた。また、AI VTuber「ケツアゴ姉さん」やAI VTuber「吉田くん」の制作・発信を通じ、キャラクター・IPの可能性を広げてきた。
この度、新たにAIスタジオを開設し、自社保有IPコンテンツのAI化を図るとともに、他社からのコンテンツ制作の受託をスタートする。多くのアニメ制作現場において手作業で行っているコンテンツ制作にAIを取り入れることにより、大量の高クオリティコンテンツを迅速に制作することが可能となる。
AIスタジオの特徴



■高クオリティなコンテンツ制作
映画監督やCMディレクターなど各界で活躍していた実力者をAIスタジオに採用し、これまでのアニメ制作とは異なる手法を用い、高クオリティなアニメだけでなく、実写ドラマ風コンテンツの表現も可能となった。
■スピード感
近年のアニメビジネスの世界的活況により、日本のアニメ制作のスタジオ各社の制作状況は逼迫し、昨今では作品の完成が4~5年先になると言われている。そのような環境下で、DLEは当事業がIPホルダーや放送局などのコンテンツプロバイダー、製作委員会などの問題の解決策となるものと考えている。AIスタジオでは、スタート時点において月100本のショート動画制作が可能な体制を構築した。
■コンテンツの大量生産
コンテンツ受託制作専門のAIコンテンツ営業部を新設し、主に各放送局やコンテンツホルダーへ向けた他社保有IPのAIコンテンツの受託制作を促進する。
上記の通り月100本のショート動画コンテンツ制作が行える体制をとっているため、100話単位のシリーズ化させたクオリティの高いコンテンツ提供が可能となる。
■独自のAI制作ガイドライン
AI時代に問題視されることも多い著作権に関する独自の厳しいガイドラインを作成し、AI特有の著作権問題に抵触しないコンテンツ制作が可能となった。
AIスタジオ長・CCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)小野亮 コメント

世界中のクリエイターが生成AIに期待を寄せる一方、その多くは既存の制作を効率化する「補助的ツール」としての活用に留まっています。
AIが秘める革命的なポテンシャルは、それで本当に引き出せるのでしょうか。本日設立した私たちの新スタジオは、その問いに「否」を突きつけます。AIを真のクリエイティブパートナーとし、その能力を120%引き出すこと。
その鍵を握るのが、AIに最適化されたワークフローと、常識外れのチームです。メンバーは、映画監督、たんぱく質の研究者、そして女子プロレスラー。「映像制作」という固定観念に縛られない彼らの多様な思考が、AIとの化学反応によって、すでに誰も見たことのない表現を生み出し始めています。
私たちの目標は、革命の再来です。20年前にFlashアニメで業界に衝撃を与えたように、今度はAIという翼で、再び映像表現の地平を押し広げます。私たちのスタジオが生み出す、新たな「驚き」と「ワクワク」にご期待ください。























