ありがとう「日産 GT-R」 自動車ジャーナリストの“最終生産ライン”密着動画に感謝の声続々

 18年の歴史に幕を閉じた「日産 GT-R」。その生産ラインに密着した動画が2025年8月27日、自動車ジャーナリストの河口まなぶさんが運営する登録者数54.3万人の自動車専門YouTubeチャンネル「LOVECARS!TV!」に公開された。

 「【永久保存版】日産 GT-R 最終生産ライン 完全密着記録|18年の終幕【ありがとう】」と題した動画で河口さんは、日産自動車栃木工場に訪れた。動画撮影日は2025年8月26日。2007年から生産されてきた、日産が世界に誇る名車「GT-R(R35型)」が同工場で完成する最後の一台をもって18年の歴史に幕を閉じる日だ。

 河口さんはこの日に先駆け、「自動車史に残る貴重な資料としてどうしても映像に残したい」との思いから日産広報部に「生産工場内を撮影させてほしい」と交渉していたという。その結果、工場内での撮影許可が下りたため、今回「GT-R」を組み立てる様子を伝えていくと説明した。

 工場見学は、ボディーにカーボン製パーツを取り付ける前架装工程からスタート。カーボンルーフ搭載時には作業員がはみ出たシーリング材を丁寧にならし、エンジンフードは2人がかりで慎重に装備するなど、きめ細やかな手作業が光る。続く組み立て工程では、人間の血管や神経系に喩えられ、複雑に絡み合う電気配線システム「ワイヤーハーネス」を作業員が手際よく取り付けていく。またパワートレインを装着する際、河口さんは「やっぱり結構でかいですね。こうやって見ると。相当大きいキャリパーとローターが付くというのがわかるかと思います。かなりのサイズ感ですね」と実況し、取り付けが完了すると「感動のシーンですね、これは」と感慨深そうにつぶやいた。その後、検査工程を経て、架装工程でアンダーカバーが取り付けられる場面を目の当たりにすると「この姿は今しか見れない姿ですね」「なかなか貴重な映像です」と声を弾ませた。

 見学を終えて河口さんは、日産を代表する名車が人の手によって生み出されるリアルな工程を見ることで「感じるものがあったのでは」と視聴者に語り掛けた。そして「わたくしも自動車ジャーナリスト冥利に尽きるというか。この仕事冥利に尽きる。生産現場を取材させていただけてうれしいと思いますし、いち車好きとしてこれを映像に残せたことをうれしいと思います」と喜びを語っていた。

 本動画に対し、コメント欄には「貴重な映像ありがとうございます。撮影にかけあってくれた日産にも感謝です」「この動画は素晴らしいです。自動車工場の組み立てのきめ細かさや品質確認が詳細にわかって、最高でした」「こういうのはマジで後世に残しておきたいものだね…。」などの声が寄せられている。

【永久保存版】日産 GT-R 最終生産ライン 完全密着記録|18年の終幕【ありがとう】

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