“おひな様”、手繋ぎデートで魅力全開「かわいいよね。完璧」『今日好き ハロン編』3話

るい×おとは、笑顔のドラムセッション 加速するビートと恋の行方は?
一般層にもその名を轟かせる一世一代の“おひな様フィーバー”を察知してか、『今日好き』スタッフたちが彼女の登場シーンを使って、いよいよ編集で遊び出した今週の3話(詳細は見逃し配信で確認してもらいたいが、キーワードはモナ・リザとドラゴン2体だ)。冒頭、りょうすけ(曽根凌輔)×せりな(佐藤芹菜)による特別な朝デートなどお構いなしに、男子が女子部屋を訪れて連続2ショットに。なかでも、早朝からカオスな展開となった、るい(倉田琉偉)×おとは(倉八音羽)の会話からスポットを当てていきたい。
後述するメンバーたちがまだ寝起きテンションのなか、“ギャルは声帯も強い”と、その声量で知らしめたおとは。それこそ前回、あまりに可能性がなく「ごちそうさま」宣言をしていた相手から、実は第一印象で気になられていたことを打ち明けられると「ちょっと言ってよ早く! 遅い、言うの!」とダメ出しの連続である。彼女もまた、るいのことを気になっていたため、つまりは両想い同士。るいの視界に入ってなさそうだと勘繰ってしまったことによって、どうやら「このままだったら“おとは終わるな”って」と、昨日までおうが(桜我)を立て続けに2ショットへと誘っていたそうだ。
また、やはり早朝でローテンションなこともあってだろう。るいから「お化粧がすごい上手だよね」と褒められても、「本当に思ってる?」と、やはり疑ってしまうおとは。なんだろう、おとはくらい距離を詰めてくれて、抱えている想いを赤裸々にぶつけてくれる方が、一気に親しくなれる気がする。
そんな彼女が本当に“いい子”なのだと伝わったのが、この後の珍妙なやりとり。るいは、特技のビートボックスを伝授しようと、ハイハットの打ち方をレクチャー。おとはは慣れないハイハットを刻み、るいもまた彼女から「お手本をまずはカマしてもらって」「暇なときにビートボックス(してんの)? チャラいね?」と指摘されるなど、ともに共感性羞恥を分けあっていくも、最後には「おとははビートボックス、ちょっと向いてないかも!」と、巧みにエスケープをカマされてしまう。というか、おとはにこれ以上、スペックを搭載させないでくれ。ビートボックスができるギャル、さすがに面白すぎるだろ。
ただ、意外と乗り気(?)だったおとは。最後には、るいとのセッションを自ら申し出て、音を重ねていく……も、ラップをカマすことなく、ただ爆笑して撃沈。ところでセッションといえば、思い出されるは『卒業編2025 in ソウル』。さとる(永見悟琉)とのあ(希空)が交わした、涙のドラムセッション以来の光景である。るい×おとはの間で、加速するビートと恋の行方は? 少なくとも彼女には「全然どういうことかわからなかった」と、この2ショットが謎に映っていたようだが、たぶんそういうのも嫌いじゃないだろ?
“おひな様”の「チェンジ」宣言、ついに詳細が明らかに しゅんの課題は“会話力”か
同じ時間帯には、しゅん(倉澤俊)×ひな(長浜広奈)も2ショット。おとはと対照的に、まだ声が出ていない寝起きの“おひな様”。とはいえ、しゅんのビジュアルはお気に召したようで、「顔が整ってる」と彼氏候補の第一関門はパスしたようだ。一方、自身については「面白いじゃん」と評価されるも、すぐさま「かわいい?」と訂正するよう導いてくる。この流れは、後のグループ行動でも再演されるのだが、ひなには脊髄反射でこのやりとりをする機能が搭載されているのだろうか。
少し気になったのが、ふたりの会話が妙に平行線を辿っていたこと。しゅん曰く、女子陣による昨日の“花くじ”で、当たりを引いたひなが夜デートの相手に選んでくれなかったことを悔しく思っていたという。その穴を埋める意味でも、これからたくさん喋りたい。その気持ちは十分に理解できるし、もう伝わりきった。肝心なのは、そこからどう話を発展させて、おひな様をどう楽しませられるのかである。
しゅんの場合、“話したい”という前置きがとにかく長いように思えた。それこそ、おとはがおうがを例えた“国語辞典”ではないが、会話の引き出しが多くないと、ひなは飽きてしまうタイプに思える。なおかつ前日には、るいが「私に言い残すことはないですか?」と、遠回しに同じ課題を指摘されて、ひなからほぼ“脈なし”判定をくらっている。高校生だと難しいかもしれないが、軽口を叩くくらいがちょうどいい。しゅん、もっとラフにいけよ。
現に、ひなは前述の「かわいい?」訂正の後、一瞬だけ“う〜ん”との表情を覗かせているのが引っかかったが、その後のソロインタビューで現状での男子お気に入りランキングを発表。上位からもんた(MONTA)、るい、しゅんの順だったのが、しゅんとるいが逆転したようだ。放送前から視聴者を騒がせていた「チェンジで!」発言はここでのことで、ハマらなかった男子を“チェンジ”したのではなく、あくまで順位の“逆転”を意味していた。でも、ビートボックスができる男子もなかなか面白いぞ!
























