人気カップルYouTuber、“世界に1台”激レアバイクに驚愕 視聴者感動「日本人の誇りです」

 バイク関連の情報発信をするカップルYouTuberのOri & Kaitoが2025年6月10日に公開した動画で、600台以上のバイクを所有するバイクコレクターのもとに訪れた。

 Ori & Kaitoは、コロンビア人女性のOriと日本とカナダのハーフ男性のKaitoによる国際カップルYouTuber。山口県を拠点として主にバイク旅の動画を投稿しており、公式YouTubeチャンネルの登録者数は23.8万人を数える。

 「【衝撃】世界一のバイクコレクターはまさかの日本人!伝説マシンだらけのガレージに潜入」と題した動画でOriとKaitoがやってきたのは、大分県湯布院の博物館「岩下コレクション」。館内には、オーナーの岩下洋陽さんが所有する600台以上のバイクから厳選された200台のヴィンテージバイクが所狭しと展示されている。足を踏み入れたOriは「すごい場所です」「ものすごい量です。モノを置くスペースがもう残っていません」と英語で興奮気味に伝えた。

 ダイアナ元皇太子妃の結婚を記念して英トライアンフ社が1981年に250台限定で発売した「トライアンフ ボンネビル T140LE ロイヤルウェディング」や、1958年に発売された初代「ホンダ・スーパーカブ」のほか、世にも珍しい日産製のバイク「ニッサン バイクモーター 601」もあり、Oriは「日産がバイクを作ってたなんて全然知らなかった…!」と目を丸くする。

 さらにコレクションの中には、世界に一台しかないとされる「ドゥカティ・アポロ」の姿も。1963年にドゥカティ社がアメリカ市場向けに社運をかけて開発した1260cc L型4気筒の同大型バイク。耐久性の課題を解決できず、試作のみに終わった幻のモデルで、時価総額はなんと2億円だという。加えて、福岡出身のバイカー・荒木利行さんが3年7か月をかけて5大陸・106か国、21万5586Kmを走破し、世界一周を達成したバイク「ホンダXLR250 バハ」も飾られていた。

 これら希少なバイクの数々を所有する岩下さんはいったい何者なのか?――一通りコレクションを見終えた後、Kaitoがインタビューを試みた。

 現在70歳を超える岩下さんは、30歳の時に世界一のバイク収集家になることを決意。以来世界中のバイクを集め続け、2001年にその展示場所として「岩下コレクション」をオープンしたという。なお、収集したバイクの中には寄贈品もあるものの、ほとんどは購入したものなのだとか。その資金を稼ぐために、岩下さんは「普通の人の4倍働いた」と振り返る。現在はバイクの所有台数1000台を目指しており、「600台で天狗にならず、大谷(翔平)みたいに謙虚に1000台に向けて挑戦している」と、世界一のバイクコレクターを目指して今もなお収集に励んでいると語った。

 岩下さんの話を聞いたKaitoは「ここにあるすべてのものがもちろんすごいんですけど、それ以上に僕たちは岩下さんにすごい感銘を受けました。何歳になっても目標を持つ、何歳になってもパッションを持つ。その素晴らしさ、重要性を感じ取りました」と熱弁していた。

 本動画に対し、コメント欄には「これは凄すぎるコレクション・・」「凄すぎです 日本人の誇りです」「今まで知りませんでした。世界に誇る ミュージアムですね!!」などの声が寄せられている。

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