那須川龍心が狙う“RISE世界スーパーフライ級王座”への道 明かした「超具体的なキャリアプラン」とは?

タイで見えた“間”とリズム、「日本人にしかない感覚がある」
――タイへ武者修行も行ったということですが、大きな収穫はありましたか?
龍心:ありましたね。自分でもどうして行くのか分からず、「行ってこい」って言われた感じだったんですけど(笑)、結果的にはめちゃくちゃ刺激が多かったです。
いろんな国籍の選手とやって感じたのは、やっぱり“日本人独特の間合い”ってあるんだなってこと。間、タイミング、隙を狙う感覚……日本のお笑いとかもそうだけど、空気や間を読む力って、海外ではあまり見ない。そこが逆に武器になると感じました。それを実感できたのはすごく大きかったです。
――今回対戦するハマダ・アズマニ選手について、どんな印象を抱いていますか?
龍心:ほんと何でもできる選手。サウスポーからもオーソドックスからも打ってくるし、リズムも変則的。スイッチしながら、いろんな動きをしてくるので、普通に考えたらやりづらい相手だと思います。
でも、逆にそこは楽しみでもあります。自分のリズム、自分の“間”を押し付けて、その中で自分の強さを証明できたらいいですね。きっちり対策はしてきたつもりです。
「今日好き」で増えたファン層と格闘技への導線
――『今日、好きになりました。』シリーズの参加をきっかけに、女性ファンが一気に増えた印象があります。
龍心:『今日好き』では、「卒業編2024 in セブ島」と「夏休み編2024」に参加させていただいて、あれは本当にありがたかったですね。格闘技って、どうしても男性ファンや年上世代がメインだったんですけど、自分をきっかけに初めて格闘技を見たっていう10代、20代の女性の声もたくさんいただいて。もちろん自分の試合だけを見て格闘技から去ってしまった人もいる。でも残ってくれている人もちゃんといるし、そこからキックボクシングや格闘技全体に興味を持ってくれたのなら、それってめちゃくちゃ意味があったと思うんです。
――最後に、ファンへのメッセージをお願いします。
龍心:この試合は、正真正銘「自分がメインを締める」大会。自分が主役になって、大会を良いものにするかどうかを決めなきゃいけない。だから、しっかり勝つだけじゃなく、「派手に」「わかりやすく」「記憶に残る」勝ち方をします。自分がキック界を引っ張る選手だということを、しっかり証明したいと思います。
◾️ 試合情報
RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA
開催日:2024年6月21日(土)
会場:横浜BUNTAI
メインイベント:ISKA世界ストロー級(-51.5kg)王座決定戦
那須川龍心 vs ハマダ・アズマニ
配信:ABEMA 全試合独占無料生中継
視聴URL:https://abema.tv/channels/fighting-sports/slots/DAcJsC6pEHQqZ9




















