「好き!」Popteenモデルのストレートな想いは届くのか…?『今日好き マクタン編』最終話

告白直前にして“応援団”が続出 “おひな様”リサイタルは『ハロン編』活躍への出囃子?
『マクタン編』唯一の継続メンバーだったもか(代田萌花)が自身の恋を諦め、“応援団長”の役目に名乗り出たのが、前々回の3話でのこと。あれから時が経ち、告白を直前に迎えた現在、彼女に続く“応援団”メンバーが続出している。
最終話でいえば「オレがグイグイいっちゃうと、もっと困惑しちゃうかなって」と、ねね(時田音々)の心境を察し、引き際を見極めたそうし(増本蒼士)と、「しゅんくんの気持ちには応えられなくて、ごめんなさい」と、りのん(相塲星音)から事前に告げられてしまったしゅん(吉川竣)。あわせて、前回の4話でそうしとほとんど同じ状況となったけんめい(鳥栖賢明)に、次回の『ハロン編』予告映像の発言から引用すると「前回(=マクタン編)は結構、2日目の朝序盤で消えてしまったので」と、今回の旅での存在の“消失”を振り返っていた“おひな様”こと、ひな(長浜広奈)。
上記4名に、我らが応援団長=もかを加えて、なんと参加メンバーの過半数が告白の場には向かわず、ゲームを降りる形となってしまったのである(おひな様については旅に飽きて暇を持て余してしまったのか、ほかメンバーのアピールタイムを待つなか、ブルーノ・マーズ「Count on Me」をリサイタルしていたが、これは次回の『ハロン編』への出囃子か。曲名通りに、次はおひな様に“任せたい”ぜ)。
今回の旅は男子から女子への告白のため、結果として実際にその場に向かったのは、はると(今井暖人)&かなと(河村叶翔)の2名。しかも、実際に交際を投げかけたのは、後述する片方の男子のみだった。恒例の前置きとはなるが、もちろんカップルの成立組数が旅の成功のすべてではない。だが『マクタン編』は、成立カップル最大2組がスタートラインという、微妙な顔つきになってしまうものに。やはり恋の矢印の一極集中は、その余波が周囲のメンバーにも大きく伝播してくるし、どうしても全員の活躍の場を奪ってしまうことになってしまうようである。
また、恋の矢印の中心にいた、はると×ねね。ここにさら(永瀬さら)を加えた3名で最後のアピールタイムを過ごし、同じ座組で告白まで進む。とはいえ、アピールタイムでは双方の女子に「悩んでいる」という気持ちを共有するのみで、特段のアピールはできず。いわば進路相談のような時間であり、はるとは告白の場面でも悩んだ末、どちらかを選ぶことはできなかった。
後のソロインタビューで、はるととねねから同じ言葉が出てきていたが、思い通りにいかず、とにかく難しい印象だったという初めての『今日好き』。特に、はるとにとっては人生で初めての恋愛だっただけに、どう舵切りをするかの選択肢すら頭になかったことだろう。途中まで、相手を思い遣り上手く立ち回っていたのは、彼の空想的な恋愛経験でなく、むしろ元来的な人のよさに基づいたもので、改めて振り返るとそこに驚かされるばかりだった。























