津田健次郎が語るYouTubeチャンネル「低音火傷」の魅力　“推しの声”と過ごすことの面白さ

日常に寄り添うコンテンツを目指して

ーー最新の展開として、「低音火傷」がLINEヤフーが提供するYahoo!カーナビの「推しドラ」に登場しました。車のナビゲーションとコラボすると聞いたときの率直な感想は？

津田：最初は「えっ？」って感じでした（笑）。キャラクターがナビをするという発想自体が面白いし、それを「低音火傷」がやるというのが新鮮で。

　しかも、「右です」「左です」だけじゃなくて、雑談っぽい会話が自然に混ざってくるらしくて。あのゆるっとした“グダグダ感”をナビでも楽しめるのは、まさに「低音火傷」らしいなと。運転中に思わずニヤッとしてしまうような、そんな余白があるのがいいんですよね。

Yahoo!カーナビ「推しドラ」

ーー渋滞中でも、3匹の声がそばにいることで気持ちが和らぎますよね。

津田：そうなんですよ。渋滞って本来はただの待ち時間ですけど、あの3匹と一緒に過ごしている感じがあると、あまり苦にならないはず。 “ただの移動”が“ちょっと楽しい時間”になるというか。

ーー推しと一緒にドライブしているような感覚もありそうです。ドライバーとして、今後、ナビにどんな要素があったら嬉しいですか

津田：たとえばランドマークに近づいたとき、「あ、東京タワー見えてきたね」みたいに3匹が自然に話し出してくれたら最高ですよね。GPSと連動して、その場所の空気感にスッと入り込んでくれるような。たぶん、“一緒にドライブしてる感じ”が、このナビの一番の魅力だと思うので。3匹と一緒なら、車での移動そのものが“わちゃわちゃドライブ”というか、ちょっとした旅の思い出になると思います（笑）。

ーーご自身も車を運転されるとのことですが、移動中はどんなふうに過ごしていますか？

津田：最近は、動画を音だけで聞くことが多いですね。コロナ禍の時期は移動が本当に多くて、「俺、ずっと車にいるな」って思うくらいで。お店にも寄れなかったので、車内で食事をしたりしながら最初は音楽を流してたんですが、さすがにずっと音楽だと飽きてしまって。

　それで、勉強になるような動画を音声だけで聴くようになりました。落語も好きですし、長尺のコンテンツをじっくり味わえるのが車移動の良さですね。

ーー車のなかでもインプットをされているんですね。一方で、どんなものでリラックスしたり、日々のリズムを整えていますか？

津田：お風呂です（笑）。1日2回はお湯を張って湯船に浸かります。そこではなるべくインプットをせず、完全にオフの時間にするようにしています。あえて何もしない。意識的に手放さないと、バランスが崩れてしまうんですよね。

ーーオンオフの切り替えも意識されているんですね。では、もし時間ができたら、どんなドライブをしてみたいですか？

津田：片道2～3時間くらいで行ける、綺麗な景色が見られる場所に行きたいですね。「大阪まで運転して行きます！」みたいなドライブはちょっと勘弁してほしいですけど（笑）、都内近郊で気軽に行ける場所って意外とたくさんあると思うんです。

　最近、東京近郊の素敵なスポットを紹介する本を買いました。まだちゃんと読めてないんですが、「ここ行ってみたいな」と思える場所を探すのも楽しいですね。

ーーナビと一緒に、ファンの皆さんもいろんな場所に出かけてもらえたら素敵です。

津田：そうですね。ぜひ、いろんなところに出かけて、3匹の声と一緒に日常を楽しんでもらいたいです。

ーー今後、ファンのひとりとして「低音火傷」にこんな展開があったら面白そうだな、というアイデアはありますか？

津田：動画のバリエーションは、もっともっと広げられると思います。「低音火傷」って、いい意味で、何でもありの空気があるじゃないですか。次に何が来るのか予測できないのが魅力なんですよ。

　たとえば、“取扱説明書を真面目に読むだけ”の動画とか（笑）。一見意味がなさそうで、じわじわ効いてくるようなやつ。ああいうのが作業用動画として成立しても面白いですし、TikTokみたいな短尺のシュール系コンテンツも合うと思います。3匹の会話って、それだけで成立する強さがありますから。

　あと、商品紹介とかも見てみたいです。「今日はこの機能を紹介します」って、ただ真面目に説明してるだけなのに、じわじわくるみたいな（笑）。それから、時々笑いもオチもない“いい話”だけの動画が混ざってくるのもいいと思います。そういう緩急が加わることで、世界観により深みが出てくるんじゃないかなと。

ーー最後に、同じく「低音火傷」を応援しているファンの皆さんにメッセージをお願いします！

津田：いま、1号・2号・3号はどんどんやる気になっていて、これからもっと面白いことが起きそうな気がしています。シュールなもの、短いもの、激しいもの……これまで淡々としたトーンが多かったからこそ、今後はもっと振り切った企画も出てくるんじゃないかと。

　そして、まだ「低音火傷」を知らない人もたくさんいると思うので、僕自身ももっと広めていきたいです。同じように推してくださる皆さんと一緒に、布教活動をしていけたら嬉しいですね。

■サービス情報
『推しドラ』
キャラクターやアーティストと一緒にドライブをしているような雰囲気を味わい、ドライブを楽しんでいただきたいという思いから提供を開始した「Yahoo!カーナビ」の有料オプション機能。
LINEヤフーでは、「推しドラ」機能を使ってドライブする模様を追ったインタビュー記事を公開中。
https://www.lycorp.co.jp/ja/story/20250528/oshidora.html