リコー『GR IV』ついに来た。新センサー&アプリ搭載の“最強スナップシューター”が2025年秋発売へ

『GR IV』開発発表、新型センサー搭載で進化

 リコーイメージングは、ハイエンドコンパクトデジタルカメラ『RICOH GR IV』の開発を発表した。1996年のフィルム機「GR1」から始まったGRシリーズは、プロやハイアマチュアを中心に高い評価を得てきた。今回の新モデルでは、新型イメージセンサーや画像処理エンジン、さらにはレンズまで主要コンポーネントを刷新し、さらなる高画質を追求している。

 発売は2025年秋を予定しており、価格は未定。また、『GR IV』をベースにしたHDF(Highlight Diffusion Filter)搭載モデルも開発中で、こちらは2025年冬以降の発売を見込んでいる。

新センサー&アプリ搭載で“最強スナップシューター”へ進化

 『GR IV』では、約2574万画素の新型APS-CサイズCMOSセンサーを採用し、5軸補正による手ぶれ補正や高感度撮影(ISO100〜204800)に対応。非球面レンズ3枚を含む5群7枚構成の18.3mm F2.8レンズにより、スナップ撮影に最適化された広角性能を備える。

 画像処理面では、モアレを低減するローパスセレクターや、超音波振動によるダストリムーバル機能(DR II)も搭載。RAW(DNG)14bit、JPEG撮影が可能で、アスペクト比や画素数も細かく選択できる。また、動画撮影はフルHDに対応しており、内蔵ステレオマイクによる音声記録も行える。

 さらに、スマートデバイスとの連携を強化すべく、新アプリ「GR WORLD」も近日リリース予定。対応機種はGR II以降の全モデルとなっている。RICOH GR IVの主な仕様(開発発表時点)についてはリリースページから確認できる。

現行モデル「GR III」は製造終了へ

 『GR IV』の開発に伴い、現行の「GR III」は2025年7月出荷分で製造を終了する予定となっている。ただし、望遠仕様の「GR IIIx」については、引き続き販売を継続する。

 なお、開発中の「GR IV」の外観サンプルは、2025年5月31日(土)から「GR SPACE」(東京・北京・上海)で展示予定。スナップシューターとしてさらなる進化を遂げた最新モデルの姿を、いち早く目にすることができそうだ。

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