賞金1000万を賭けたショートドラマオーディション『TSDグランプリ』最終審査レポート

『TSDグランプリ』レポート

 伸哉

@pocketfilmjapan 愛のカタチって人それぞれでいいのかな? 「究極クズ男〜前編〜」 出演: @松代 大介 土許麻衣 伸哉 脚本:松代大介 撮影:中里広海 監督:@伸哉 #ショートドラマ #ショートフィルム #TikTokドラマ #短篇ドラマ #浮気 ♬ オリジナル楽曲 - ポケットフィルム

 2次選考第3位。俳優が作るショートドラマYouTubeチャンネル「ポケットフィルム」に所属。人間の心理に迫ったテーマ性と多彩な撮影技術が強み。今回は2次選考3位の伸哉が、 参加出来なくなってしまったため、同じTikTok アカウント「ポケットフィルム」で代表を務める舞木が代理参加となった。

作品名「後悔の声」

お題「記念日」

 審査員長のカンタは「素直に入ってくる物語で、僕は非常に好きな話」と語った。安田氏は、「作品とお芝居はすごく良かった。厳しく言うと、記念日感がやはり活かされてないということで、途中でテーマをすり替えてるという感じを受けました」という率直な感想を語った。

たかみち店長

 2次選考第2位。TikTokのいいね数が250万を超える「たかみちホラー」の代表兼お笑い芸人。得意とするジャンルは、ヒト怖とコメディの融合。

作品名「衝突」

お題「地球最後の日」

 加賀は「最後のキスシーンが良かった。俳優さんとしてすごい綺麗な美しいシーンに、面白くもあり引き込まれる。悔しいですね」とコメント。福田は「本当に楽しく、そしてキュンキュンするところもありつつ、地球最後の日に何をしたいのかというのをしっかり描かれていたんじゃないかなと思います」と語り、たかみち店長は「あまりにも嬉しかった」と驚きの表情で審査員のコメントを受け止めた。

澁谷金太郎

 映像作家。台本なしのエチュード作品で、2次選考で堂々1位で突破。

作品名「若菜のMidtown Radio」 

お題「手紙」

 てっちゃんは澁谷氏の作品を見て、「こういう気持ち悪いのめっちゃ好きなんですよ。音の使い方が凄い上手いなと思った。細かなテクニックが凄い使われていると感じた」と大絶賛。また、賀屋は、「手紙というところの解釈の広さが素晴らしかった」と語った。

 最終審査では3次選考で制作された3作品が上映。最終審査の様子は、生配信も行われており、結果生配信票(1票)・会場票(1票)・審査員票(5票)の計7票で、優勝者が決定した。

 優勝し、1000万円を手にしたのは、7票中5票を獲得した澁谷金太郎。この結果を受け澁谷は「率直に嬉しいし、1000万円で何をやろうかというのをもっといまイメージ膨らませて考えてます」と喜びの感想を語った。審査員長のカンタは、「澁谷さん、非常に1000万円で何を撮ってくださるのかっていうのが、楽しみでしょうがない」と期待の言葉をかけ、トロフィーを授与した。澁谷が賞金1000万円で制作した作品は、今後「東京彼女」の公式チャンネルで配信予定だ。

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