木下ゆうか、大食いYouTuber引退を宣言 活動を“続けるため”の方向転換とは
2025年2月15日に投稿した「【独身40歳】適当ご飯ウインナー目玉焼きごはんにバターとネギかけたやつ美味しすぎ【木下ゆうか】」では、いわゆる“ズボラ飯”を披露。米の上に韓国のり、ウインナー、目玉焼き、ネギを乗せて、木下は「こういうのが1番美味しいんですよ」と言いながらモリモリ食べる姿を見せた。よくSNSでは、おにぎりとウインナーと卵焼きのセットが「こういうのでいいんだよ」という文言とともに、定期的にバズっている。手の込んだ料理ではなく、シンプルな美味しさを追求したコンテンツなのだが、今回の料理にも同じ雰囲気を感じる。そして、大食いとは明記していないがそれでも十分な量があるため、見ていても満足感がある。「んまい!」とどんどん口に入れていく姿からとても美味しそうなことも伝わってくる。
大食いコンテンツは、どんどん料理が減っていく気持ちよさや爽快感が人気の要因であるが、今回の動画は大量に食べるというより、“美味しそう”という要素を伝えることで、視聴者の満足感を満たしているように感じる。これなら木下も体に負担のない量で食を楽しみつつ、視聴者の満足度も大きく損なうこともないだろう。
漁師のしんちゃんの動画や、今回の適当ご飯の動画も、“食”という共通のテーマではある。木下がこれまで発信していた“大食い”というコンテンツも、大きく分けると食という領域に包括されている。2本動画からは、これまで発信してきた持ち味を残しつつも、これからも活動を続けていけるように少しだけ変化をくわえていることがわかる。
今回は大食いを体力的に続けていくことは難しい、という判断がきっかけであったが、これはほかのコンテンツにも言えることかもしれない。同じことを永久的に続けるだけでは、クリエイターとして飽きられてしまう可能性もある。だからといって、これまで視聴者の期待に応えてきたものをすべて切り捨て、まったく違うことに挑戦し、ふたたび成功するというのも難しいだろう。そういった点から、今回の木下の方向転換は、セカンドステージの歩み方として大成功なのではないだろうか。
長くYouTuberを続けていくためには、視聴者の期待に応えながらも、少しずつ活動内容を変化させていくことが鍵になりそうだ。これからも、セカンドステージに踏み出した木下ゆうかの活躍を追っていきたい。