“ととのう”ための12分計を搭載 カシオのサウナ用「サ時計」体験会レポート
「サ時計」を腕につけ、水着に着替えて、シャワーを浴び、いよいよサウナ室へ。そこで最初にするのが、「サ時計」の12分計のセットだ。「サ時計」の上部には「MODE」と「RESET」の2つのボタンがあり、先述した通常モードとサウナモードを切り替えることができる。筆者はサウナー御用達の某メーカーのスマートウオッチをはめて、よくサウナに入っているが、タイマーを表示するまでいくつかの操作が必要だったり、そのまま通常の時計を表示していても何分からサウナに入っていたのかを覚えておかなければならず、それが邪念になってきてしまうのだが、「サ時計」の直感的でシンプルな操作は、ストレスフリーでサウナ自体に集中することができた。さらに驚くのが、12分計で計測しつつ、もう一度「MODE」を押すと通常の時計に戻り、裏では12分計の計測が続いているということ。筆者は12分以上、サ室に入り続けていたが、針は一周してそのまま12分以降を計測し続けていた。
水風呂で何分入っているか計測する機会はそこまでない印象だが、外気浴は気がつけばととのい椅子で長時間寝てしまっていたということもしばしば。「RESET」を押せば、針はもう一度てっぺんから計測を始めてくれるので、気軽な12分計が手元にあるという感覚を作り出してくれる。また、つけ心地は最初は筆者には少し緩いかなという印象だったが、時間が経つにつれストレスフリーを最大限に考慮した設計であり、誰にでもつけられるカールバンドなのだという理解へと変わっていった。シンプルなデザインながら、「3」が「サ」の文字になっているところも、サウナーの心をくすぐるポイントである。さらに言えば、筆者は先述した某メーカーのスマートウオッチをサウナで使い続けた結果、1台壊してしまっている。「壊れてしまうかも」という不安が解消されることはサウナを楽しむ上でも大きな利点と言えよう。
「サ時計」について、同じく体験会に参加していたほか記者からも「絶対にほしい」という声が多く上がっていた(とといの椅子に座りながら)。現在、黄金湯をはじめとする全国12の施設で「サウナの時間」と題した「サ時計」体験会を1月30日まで実施中。山田氏は体験会の目的について、「サ時計」の発送が2025年6月頃と少し先になってしまうため、「一般のお客さんにもフィードバックをもらいながら、いろいろと触ってもらいたい」と話していた。サウナーの声が「サ時計」のさらなる開発に生かされていくかもしれない。
ちなみに、取材のラストにはコガネキッチンでサ飯を体験することができ、筆者は「ラムラムキーマ」と「オロポ」のセットを選択。食べながら、取材ということを忘れ、半分ととのってしまっていた。それもストレスフリーな「サ時計」のおかげ、ということにしておこう。
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