背景画面を一瞬で切り替え? 誰もが簡単に配信できる未来を創る「Alive Studio」体験会レポート

「Alive Studio」体験会レポート

 GMOペパボが提供する新サービス「Alive Studio」の体験会が、2024年11月22日にGMOインターネットグループの第二本社にて開催された。

 同サービスは「配信をとことん身近に」というコンセプトで推進しているプロジェクト「Alive Project」の第一弾。2024年10月1日より提供開始した、配信者やVTuberなどの配信画面を簡単に作成できるサービスだ。VTuber向け素材制作チーム「うさねこメモリー」を運営するMemorynatorの協力のもと、1000点以上の素材が使い放題で利用できる。

 事業開発部の坂本祐介氏は、「これまでは配信画面を作って、後でOBSにソースとして読み込んで表示させる手間がありました。ただ、『Alive Studio』はお気に入り登録をしておけば、配信中に背景画面を変更できる。ゲーム配信から雑談配信に切り替える際に、背景で雰囲気を一新させられるんです」と、同社の考える「Alive Studio」の強みを語った。

 VTuberの紫央なのはとのトークセッションも実施された本イベント。雑談に使えるお題ルーレットなど、配信を盛り上げる機能も充実している「Alive Studio」について、紫央は「毎日配信しているから、新しい世界を知らない……。情報に疎くなってしまうので、お題ルーレット機能は助かりますね」と語り、同サービスが現役VTuberの課題を解決できる可能性を秘めていることをわかった。

 また、2024年12月には「Alive Studio」内でワンストップでBGMが流せる機能を追加予定。これに関しては「作成いただいたオリジナルBGMを使用していますが、現状は1曲しかなく……。バリエーションを増やす意味でも、BGMはすごくありがたいですね」と切実な想いを明かした。

 最後は実際に「Alive Studio」を触ってみることに。2つのお題を組み合わせて、背景画面を作成する。筆者のお題は「クール」×「マニアック」。EDMがかかっていそうな薄暗いライブハウスのような背景で、クールさを演出しつつ、歌人コラボの素材でマニアックな印象に仕上げた。

 1000点以上の膨大な素材が使い放題の「Alive Studio」。この歌人コラボの素材は、開発側も把握していないものだったとのことで、「間違いなく、マニアです!」と評価を受けることができた。

 普段、動画配信を行わない筆者も簡単に背景画面を作成できた「Alive Studio」。同サービスにより、配信者やVTuberの配信ハードルを下げ、誰もが簡単に配信できる未来も近いかもしれない。

VTuberなどの配信画面を簡単に作成できる 「Alive Studio byGMOペパボ」を提供開始

「Alive Studio byGMOペパボ」を利用することで、VTuberや配信者はコストや手間を削減しつつ、商用でも使用可能…

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