人気女性コンビYouTuber、“方向性の迷子”で活動休止 一連の流れから垣間見えたクリエイターのジレンマ

 ファンから注目を集めるスターリーズの方向性問題だが、これまでには多くのYouTuberたちも方向性やスタンスの問題を抱えてきた。再生数と登録者数の伸び悩みに直面していた男女2人組YouTuberのヴァンゆんは、エンタメからコントへのシフトチェンジを図り、再生回数100万回を超える動画を連発させるという起死回生の復活劇を果たすことに。そして、はじめしゃちょー率いる「はじめしゃちょーの畑」(チャンネル登録者数210万人)は「目標とスタンスがちょっとずれてる」と、2023年12月に無期限活動休止を発表。2018年5月の活動開始以降、メンバーの入れ替わりや改名を経ながら動画投稿を行なっていたなか、活動を見直すために休止を決めたことが明かされている。

はじめしゃちょーの畑は無期限活動休止します。

 スターリーズの7年という長い活動期間には、動画の長尺化やTikTok、YouTube ショートといった縦型短尺動画の誕生、コロナ禍、芸能人の参入など業界的に大きな変化があったことは確か。過去の企画は攻めた内容やコラボが多く、それらの企画が支持を集めていたように感じられるが、この7年間の業界の変化や20代前半からアラサーになったふたりの将来に、ゆいとらんのジレンマが限界に達したのではないだろうか。視聴者が何を求めているかわかったいま、あとはふたりが吹っ切れるだけなのかもしれない。

はじめしゃちょーの畑、無期限活動休止を発表 「活動を見直したい&目標が不明確」

はじめしゃちょーの畑がYouTubeチャンネル更新し、無期限活動休止を報告。活動6年目に入った6名のグループは、メンバーの交代や…

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