「プリ×プロジェクター」という新体験! 最新プリ機『EVERFILM』は“日常が記念日になる”画期的な一台だ

「プリ×プロジェクター」最新プリ機『EVERFILM』を先行体験

 日々エンタメ×テクノロジーについて発信するリアルサウンドテック編集部。腕利きの執筆陣による読み物も好評ですが、一方で若年層の読者も多い媒体として、参考にしているのは現役大学生たちの声。連載「Z世代のリアルレビュー」では、編集部にインターンスタッフとして勤務する現役大学生ライターの視点から、毎週さまざまなトピックをお届け。今週は田中がお送りします。

 フリューは、最新プリントシール(以下、プリ)機『EVERFILM(エバーフィルム)』を10月上旬より全国のアミューズメント施設に順次設置します。 本プリ機はプリ本来の魅力である、「その日の想い出を可愛く、楽しく残す」ことに特化した、今までにない撮影体験ができる最新機種です。

 今までのプリ機との最大の違いは、プロジェクターを使用した空間演出や、残したい思い出に合わせてぴったりの「撮影テーマ」を選択できるということです。今回は本機種ならではの楽しみ方について、先行体験してきた様子とともにお届けしていきます。

特別な一時をカタチにする『EVERFILM』の新体験

 本機種は、昨今のプリ機が“盛る”を重視したものが多いことに着目し、「想い出を残す価値」を作りこんだそう。フリューの「盛りだけではない本来の魅力を最大限楽しめるプリ機を作りたい」という思いが詰まっているといえるでしょう。

 まずは撮影するテーマを選択していきます。「ハロウィン」 「クリスマス」などの定番イベントに加え、「部活」「放課後」といった学校行事から、女子高生の日常に潜んでいるような「チートデー」「花粉症しんどい」などのたわいのないものまで、その数なんと60種類以上!

撮影テーマを選択

 些細な出来事も「ハイライト」として輝かせてくれるような体験ができます。プリを見返すだけで、その日の想い出を思い返せるようになっているのは素敵です。

筆者は、ごはん(ジャンクフード)をテーマにしました

 また、『EVERFILM』では6枚の通常プリ撮影に加え、プロジェクターを使用した新感覚の撮影体験 「プロジェクターフォト」を搭載しています。

投影画像40種類以上の中から2枚を選択します。

 撮影前に選択テーマに合った「プロジェクターフォト」のデザイン・プリ落書きコンテンツ・BGM・シールデザインをまとめて提案してくれます。投影画像のデザインは「テーマ選択」にちなんだデザイン2枚と、ハートや虹などトレンド感溢れるデザインの中から2枚を選択できます。

期間限定デザインも必見です。9・10月はハロウィンをテーマにした可愛らしいデザインも選べます。

 季節ごとに更新される期間限定の落書きや投影画像も必見です。 撮影テーマを最初に決めることで、自然と「想い出」を振り返りながら撮影を楽しめること間違いなし。撮影や落書きといったプリ体験に「統一感」を出すことができます。

実装までに数年 新搭載「プロジェクターフォト」のこだわり演出が凄かった

 「プロジェクターフォト」の撮影は、通常のプリ6枚の撮影後に始まります。担当者によると、5年前に登場した「AROUND20」では外装部分にプロジェクターが使われていましたが、「盛るため」に搭載されたのは今回が初めての試みとのこと。

 実は数年前からプロジェクターを撮影に取り入れる構想はあったものの、背景を照射するための技術面での問題で、なかなか搭載には至っていなかったといいます。しかし、プロジェクターによって背景を照射することで、世界観をより深く体験できることが「想い出特化型」のコンセプトに合致。技術面で問題も解消され、今回ついに数年の月日を経て実現したとのことです。

天面に設置されているプロジェクターから撮影者の背景に向けて、撮影前に選択したテーマが投影されます。

 「プロジェクターフォト」の撮影はシチュエーションが通常撮影からガラリと変わるという特別感もあり、撮影の体感時間は通常のプリ機よりも長く、そして満足度がとても高いのです。ブース内は、季節のイベントに合わせたBGMがかかるようになっているなど、選択したテーマに合った光と音に包まれる演出で終始楽しさを届けてくれます。

光の演出で、自然と笑顔を惹きだしてくれるのが本プリ機の魅力

 従来のプリ機で重視する「盛り」をあまり意識することなくプリ機のカメラに向かって微笑んだのは小学生ぶりかもしれず、「楽しいプリ体験」を満喫しました。「プロジェクターフォト」は目の大きさや変形などの加工度合いを控えめにしたナチュラルな仕上がりで、投影された背景と加工が想像以上にマッチしています。

落書き・レタッチ機能で「楽しさ」を盛ろう!

 また、本機種ではパーツ単体ではなく目や口などを一括で調整し表情を変えられる「表情管理レタッチ」が搭載されています。今まで撮影後の落書き・レタッチ機能では、いかに自分の理想の顔のパーツに近づけるかを意識していた筆者にとって新鮮な機能。「笑顔がぎこちなかった……。」といった際も、本機能で微笑み加減を調整できるのは便利です。

上:レタッチ前  下:「バブ顔」にレタッチ

 プリの仕上がりは、“キラっと華やかビジュ”が魅力です。目全体から輝きを感じられる瞳に仕上がります。

よく見ると、形や大きさの異なるキャッチライトが黒目だけでなく、白目にも入っています

 また、透明感のある白肌をベースに、立体的な束まつ毛と“ちゅるん”とした質感のリップメイクで、現実ではなかなか表現しにくい理想のメイクに仕上がります。しっかりとした盛れ感を感じられる華やかな写りで、想い出を可愛く残すことができます。

 さらに、落書き時に使用できるスタンプは、「爆量絵文字」が用意されています。表情豊かな顔文字やハートなどに加え、ハンバーガー やラーメンなどの食べ物、花火やサンタクロースなど季節イベントにもぴったりなデザインなど、400種類以上もあります。絵文字同士を組み合わせることもできるので、オリジナル絵文字も作成可能です。

撮影後はお寿司を食べる予定だったので、お寿司の絵文字をメインに赤色の絵文字を加え、色味に統一感を出してみました

 これまでプリに絵文字を加える際は「Instagram」のストーリーに後から追加していたので、撮影後のプリの機能でスタンプを多用できるのは結構嬉しいポイントです。

 また、「メモリアルシール」機能では、日付や撮影テーマ名が入ったデザインも選択できます。

 シールに印刷する画像のレイアウトは、通常プリもしくは「プロジェクターフォト」のみだけでなく、「プリ&プロジェクターフォト」を組み合わせることも可能です。

 みなさんが友人と遊びに行った際に「プリを撮りたくなる理由」は何ですか?

 筆者は本プリ機を体験してみて、「盛る」のほかに大切なものに気づかされたような感覚になりました。本プリ機は「盛れる」だけでなく、今まで以上に 後で見返した時にその日の想い出が蘇るプリになっています。「盛れたプリ」というよりも「想い出のプリ」を形に残すことができるのが本機種の最大の魅力です。

 日常の些細な出来事も記録に残したいと考えるZ世代にとって、想い出に特化した本機はプリ体験に新たな価値を生み出してくれるに違いありません。ぜひ、「想い出」ポイントを可視化させながら楽しいプリ撮影を体験してみてください。

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