田中紫紋が愛するガジェット Xiaomi「Smart Band 」を語り尽くす

Xiaomi Smart Bandを語り尽くす

 「BABYMETAL」の映像やアートワークでも知られる映像作家の田中紫紋さん。デザイナー・アートディレクター・イラストレーター・映像ディレクターとして活躍する彼は無類のガジェット好きでもある。

 幼い頃からモノ作りを見て育ち、今ではデジタルアイテムにも精通する田中さんが自分で「使ってきた!」「使いたい!」と心から思うガジェットを彼自身の言葉で綴る連載「足首に絡みつくガジェット」。

 第1回は彼が数年前から愛用しているXiaomiの「Smart Band」とその最新アイテムについてイラストを交えながら語ります。(題字・イラスト=田中紫紋)

 

 私は映像やデザインを作る仕事をしている田中紫紋(たなかしもん)という者です。少年の時にファミコンやミニ四駆という最先端技術を追い続けた勢いが現在まで生きていて、今でも最先端技術の情報収集が大好きです。仕事は主に映像・音楽業界で映像を作ったり、デザインを作ったりしているフリーランスの生き物です。

 連載第1回目となる今回はここ数年で私の一番のお気に入りの電子機器である"Xiaomi Smart Band"を紹介させてください。手首に巻く機器を使用していない方にも是非おすすめしたいモノなので、まずはコレとの出会いと私の感動をお伝えしたいです。

 スマートウォッチを皆が使うようになっていた2年前。「結局、“スマホの通知を手首で見る機能だけ”は欲しい」と思っていた所、"『Xiaomi Miスマートバンド6』"が5000円位で売っていたので買ってみた。

 スマートウォッチじゃなくて、スマートバンドという分類っぽいが、メッセージの通知(プレビュー)はもちろん、もちろん時計も見れるし、いつの間にか睡眠時間を測る機能もついていて感動したのです。

 その日以来、お風呂に入る時以外はずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと着けています。寝る時も。

 そして地味に助かった機能が、近くにあるスマホを探せるという割と普通の機能!

 スマホは肌身離さず持っているつもりでも、身体に密着していないので、何故かタンスの中や、棚の上などにグルグルかくれんぼをする。しかし、こいつを常に身につけているお陰でどこに隠れようがスマホを鳴らせるようになり、日々のストレスが無くなった。スマホを探すために誰かに電話を鳴らしてもらわなくても良くなったのだ。モノを探す時間とストレスほど無駄なものはない。

 もうひとつのお気に入りが懐中電灯機能。スマートバンドの画面全体が白く光るだけです。これが地味に便利。家族が寝静まった夜に屋内で活動することが多く、スマホのLEDには遠く及ばない明るさですが、暗闇を仄かに照らせるので手探りで移動する危険に比べたら遥かにマシです。バンドの場合両手を使える状態なので、楽なんです。

 しかし、これらの機能は他のスマートウォッチ(バンド)でも当たり前に付いている機能なのだと思う。ただ、Xiaomiのはメチャ小さい。そして細い。そして何より安い!常に身につけているモノだから、できるだけ雑に扱いたい。壊れたり無くすダメージが5000円程度なので、とても粗雑に扱えて良い。

 しかし、これまで壊れたり無くなることはなかった。ダメージといえば、ランニング中に子犬に吠えられて転倒した時に画面に少し傷が付いたくらいだ。

  何と言ってもSmart Bandの魅力としてお伝えしておきたいのがバンドの存在です。私めは身につけるものを自分なりにカスタマイズしたい生き方をしていまして、Smart Bandはバンドの選択肢が多くて、しかも安いのでファストファッション感覚で色々なバンドを使えるのが自分の生き方に合っています。

 『Smart Band 7』まではフレーム一体型のバンドでしたが、8からは本体の両サイドにそれぞれバンドを取り付ける形になったので、複数の色のバンドをゲットすることで2色を組み合わせて使うことが出来るようになったので、ファッションに合わせて組み替えています。フォーマルな金属のバンドや、ネックレスタイプとかもあるので、アクセサリーという視点でも楽しいモノです。

ここからやっと新商品のレビューです

 と、ここまではSmart Bandの基本性能を紹介してきましたが、ここからは先日発売となった『Xiaomi Smart Band 9』のレビューです。

 普通は新商品のレビューみたいなモノをするのでしょうが、どうしてもこれまでのSmart Band自体の良さを伝えたいのでこんな形になってしまっています。

 先日、本国発表から数日で日本でも最新の9が発売されました!今までは本国発表から日本での発売に結構時間がかかっていました。8の時は大きなアップデートがあったので、日本発売までヤキモキしたものです。しかし!今回は超特急にて日本で売ってくれました!しかもいつもより何故か安い気がします!

 今回の大きなアップデートはバッテリー性能の向上と画面の明るさの向上でしょうか。ヘビーユーザーを自負する私が数日使ってみたレビューをします。

バッテリー性能の向上について

 そもそも前作の8の時点で、いや6でも7でもバッテリー性能は上がり続けているんですがSmart Bandはだいたい週イチで数時間充電すればいいので、バッテリー性能が上がっていてもそこまで実感できないんです。それほどバッテリーが持つので残量15%警告が出たら、ちょっと充電するだけです。5日間旅行するとかであれば、前日に一応充電しておこうという位の感覚です。これはスマホのバッテリー残量を気にする感覚とは全く違って、15%あれば余裕で1日持つので、家に帰って充電すれば大体大丈夫です。今回は三週間(21日)持つようになったとの事なので、それは素晴らしいことだと思います。

画面の明るさについて

 8だとちょっと日差しに負けているかなという感じはあったのですが、これは実感できる程に明るくなっています。真夏の日差しの中でも普通に時計や通知が読めます。

バンドについて

 バンドは手持ちの8のモノを組み合わせてみた所、普通にハマったのでそのまま使えるかもしれません。8からのこのスタイルはバンドが壊れない限り本体と外れる事はなかったので、バンド財産の様な形でこれからも使えると嬉しいですね。

その他のアップデート点

・アプリ通知のアイコン表示が8よりも改善されているぽいです。パっと見で何の通知かわかりやすくなっています。
・通知の時のバイブレーションがなんか繊細になりました。
・8よりもUIがちょっとオシャレになりました。
・健康系やスポーツ系のセンサー性能が上がってるようなのですが、私がそっち系を全く使わないのでわからないです!

 ただ、歩数計と活動量計は毎日見ているので、もしその辺りも同時に進化していたら嬉しいです!睡眠時間も歩数も活動量も日々の生活でだいたい健康っぽい感じで生きられればと思っているので。

 私は親しい友人にSmart Bandをおすすめしまくっているのですが、高級なスマートウォッチを使っていた怠惰な友人が、Smart Bandに買い替えていました。理由は充電が面倒くさかったとのことでした。また、普段腕時計を身に着けない友人にもオススメした所、めっちゃ便利とのことで気に入ってくれて、奥様にも買ってあげたとのことです。仲の良い友達なら気軽にプレゼントとしてあげられる値段なので、今後もいろいろな人にオススメしていきたいと思います。

●商品情報

https://www.mi.com/jp/product/xiaomi-smart-band-9/

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