イラスト1枚でVライバーになれる衝撃ーーライブ配信未経験者が17LIVE『イラストVモード』を使用してみた
ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」に、イラスト一枚で簡単にバーチャル配信を行うことができる新機能『イラストVモード』がこのほど導入された。この機能のおかげで、ユーザーは顔出しなし、Live2Dモデル(2Dイラストに立体的な動きをつけたアバター)の用意がなくても、気軽にライブ配信を行えるように。そこで今回、ライブ配信経験のない筆者が満を持して“Vライバー”デビュー。17LIVEを体験した感想や、『イラストVモード』の使用感についてレポートしたい。
はじめてのライブ配信にドキドキしながらも、まずはアカウントを開設。プロフィールなどを入力して、英数字の羅列になっている初期のユーザー名からわかりやすい名前に変更した。簡単な設定ができたら、次はいよいよ配信準備へと移る。
それなりに難しい設定になるのではと身構えていたが、『イラストVモード』には初期設定のVライバーアバターが用意されているため、(もちろん、自身で作成したイラストデータを用いたアバター化もできる。イラストの仕様や形式には注意が必要)「V-LIVE」を選択するだけで簡単にアバター化でき、インカメラで自分の顔を写すと表情が連動される。
さっそく体当たりで配信を始めると、予告もなくはじめたにも関わらずリスナーさんが集まってきてくれた。総勢2〜3人と、決して多いわけではないが、初心者にとっては緊張せずに配信できるちょうどいい人数で会話を楽しむ。ぎこちないながらもコメントに返信し、とても楽しい時間を過ごすことができた。嬉しいポイントは、画面に全く自分の姿が映らないこと。「イラストVモード」では常にアバターと背景が表示されていて、リアルなカメラ映像が映ることはないためライブ配信の敷居が低い。自分が映っていないだけでも、かなり緊張がほぐれる気がした。それに忙しい日は、すっぴんのままで気軽に配信できる点も、負担の軽減に一役買いそうだ。ゆくゆくはライバーになりたいという方も、はじめはVライバーからスタートすることで良いステップアップができるのではないかと感じた。
さらに『イラストVモード』のVライバーアバターは、配信者の表情と連動しているので、話しながら笑顔を作ったり、ウィンクしたり、口を開けたりすることで、アバターの表情を変えることができる。少しだけだが左右に揺れるため、映像に動きをつけることも可能。自分の表情が投影されたアバターは、まるで自分自身が2Dの世界に入り込んでリスナーさんと会話しているようでワクワクしてしまう。インカメが自分の表情を的確に捉えてアバターに反映してくれるため、無理に表情を作らず自然と会話しているだけでも生き生きとしたアバターになるのが嬉しいポイントだ。
雑談メインのまったり配信となった初めての配信では、さっそくエールをもらえて「応援スコア」も少し貯められた。成果が数字で出るとやりがいを感じ、次もまたやってみたいと前向きな気持ちになれる。すっかりVライバーに興味をもった筆者は、ひっそり先輩ライバーさんたちの配信を覗いて研究してみると、みなさんオリジナルのかわいいアバター姿。次はサムネイルにこだわり、アバターを作りたい! とますますVライバーへの憧れが募る時間となった。
『イラストVモード』の導入で、Vライバーへの挑戦はより簡単なものに。「Vライバーとして配信したいけど、モデルの用意が大変そう」というハードルを感じている方は、この機会にVライバーデビューしてみては。
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