元アイドルが『学マス』のリアルさに驚き、藤田ことねの成長にオンオン泣いてしまった話

十束おとはの『学マス』評

 私は出会ってしまった……キラキラのアイドルに。

 今回は、5月16日にサービスを開始したスマートフォン用ゲームアプリ『学園アイドルマスター』(通称:学マス)をご紹介します!

 「アイドルマスター」シリーズの6年ぶりとなる最新作であり、アイドル育成校である"初星学園"を舞台に高等部アイドル科の生徒をプロデュースしていくという内容。ひよっこな彼女たちと共に頑張りながらトップアイドルを目指し奮闘していく青春ゲームです。

 目標は定期公演"初(HAJIME)"に出演すること。成績上位者のみが立つことを許されているステージだそうな。なんだか大変そう…。

 ゲームをインストールして開始して即感じたことは、ハイクオリティであり、キラキラとしていてみずみずしい。

 キラキラとした青春のにおい。ゲームでありながらもアニメやドラマにも似た雰囲気を感じました。風景や色合いがとても素敵で丁寧に作られているなという印象。

 ダウンロード中の映像もぬるぬる動くし、これは凄いゲームが誕生した……としょっぱなから思わせてくれるわくわく感があります。

 どの子と一緒にテッペンを目指そうかと考えていたところ、出会ってしまったのです。

 藤田ことねちゃんに。

 黄色担当に弱いというのもあるけれど(アイドル現役時代も黄色担当でした)、1番心を奪われたのが髪のディティール。

 ゲームでここまで細やかに表現しているのに感動したし、きゅんとしました。「三つ編みをほぐすと可愛いの分かる〜!」という気持ちや「1人でやると分け目が若干ぼさっとなるよね」というリアルさにすっかり魅了されポチり。

 こうしてことねちゃんと二人三脚でのアイドル生活がスタート。元アイドル兼ヲタクがアイドルをプロデュースすることとなりました。

 ことねちゃんは、あまり成績が良くなく自己評価も低い(可愛いという自覚はあるらしい)。すっかり自信を無くしていた彼女のことが最初は心配だったのですが、レッスンを重ねていくうちに段々と心境が変化していくのです。また、彼女は“お金を稼げるアイドル”を目指しており、アルバイトを頑張っているのですが、途中でその理由を知り、さらに好きになりました。

 ずっと見ていたい、たくさん褒めて伸ばしていきたいと思わせる魅力がたくさんあるし、なんといってもシナリオが最高でした。シナリオ担当はなんと伏見つかささん。豪華……。繊細でありながら力強く前を向いていく姿に胸を打たれ、最後のライブパートで盛り上がる。まさにアイドルを好きになる理由が詰まっているゲームだと感じました。

 彼女たちをアイドルとして成長させるには、中間試験と最終試験を3位以内で合格してライブを行うこと、そのために日々レッスンをして各分野のパラメータを上げ、試験もなるべくハイスコアでクリアすることが必要となります。

 あさり先生がコメントで助けてくれるし、初心者でも充分楽しみながら1位を目指すことができると感じました。

 長さも丁度良く、空き時間にちょこちょことできるのがありがたい。移動中にポチポチとことねちゃんのレッスンをするのがマイブームです。

 そして1番感動したのが、ライブパート。

 段々とアイドルの歌やダンスが上手くなっていく様子が分かるのです。どういうことかというと、スコアがふるわない時はアイドル自身の表情やダンス、歌のクオリティが明らかに低い。自信が無さそうだし音程も外れダンスも控えめ。それが段々とスコアが上がっていくと活き活きとパフォーマンスをするし、歌もダンスも上手になっていくのです。

 私はここにえらく感動してしまって、1位を取った時のライブで思わず涙。ことねちゃん頑張ったね……とオンオン泣いているヲタクの姿がそこにありました。

 ちなみに1位をとるとステージも豪華になり、噴水がステージに出現したりします。私も新木場STUDIO COASTで開催したワンマンライブのステージで特効(金テープなど)が放たれたとき、とても感動したなぁ……と自分のアイドル時代を思いだしたりもしました。それくらいにリアル。ここからことねちゃんと更に上に上がっていけるんだ。頑張ろうね、ことねちゃん。

 そして煌めく汗。

 ここまでリアルに再現しているところに狂気すら感じます(褒め言葉です)。

 このシステムを実現するのにはきっと尋常じゃない企業努力があったのだろう…と考えるとスッとジュエルを買ってしまう。素敵なゲームをありがとうございます……。

 でも、まだまだ私たちの日々は始まったばかり。ここからどんなストーリーが紡がれるのかとても楽しみだし、イベントもあるのかな。ライブもあったりするのかな、とわくわくが止まりません!

 基本プレイは無料という超絶太っ腹なので、みなさんもプロデューサーになってみませんか?

THE IDOLM@STER™& ©Bandai Namco Entertainment Inc.

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「連載」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる