マリオシリーズの楽しい要素が融合した“可愛くて強くて優しい”ゲームーー十束おとはの『プリンセスピーチ』評

十束おとはの『プリンセスピーチ』評

 可愛くて強くて優しい。永遠の憧れ、ピーチ姫。

『プリンセスピーチ Showtime!』

 そんなピーチが、キラメキの力で敵に立ち向かっていくゲーム『プリンセスピーチ Showtime!』が、3月22日にSwitchで発売されました。

『プリンセスピーチ Showtime!』

"キノピオが持ってきたチラシで知ったキラメキ劇場の舞台公演。
早速やってきたピーチ姫御一行でしたが、突如現れたグレープ劇団と名乗る者たちに舞台が乗っ取られ、ピーチも劇場の中に閉じ込められてしまいます。
劇場を取り戻すため、この劇場を守ってきた妖精「ステラ」と共にピーチは「グレープ劇団」に立ち向かいます。"(公式サイトより引用)

 今回は、本作を遊んでみて感じたおすすめポイントを書いていきたいと思います!

『プリンセスピーチ Showtime!』

(1)様々なコスチュームを身に纏うピーチが可愛すぎる

 今回は劇場が舞台、ということでそれぞれのステージに合ったコスチュームを身にまとい、さまざまな敵と戦います。その数、なんと10種類!

 使える技もステージの性質も変わるので、飽きることなく楽しんでプレイすることができます。

 たとえば、こちらの探偵ピーチは謎を解くのが得意。

『プリンセスピーチ Showtime!』

 アクションステージが多いなか、このステージは攻撃はせず謎を解いていきます。周りのキャラクターに事情聴取をしたり、ステージ内のギミックを解き明かしクリアを目指します。

『プリンセスピーチ Showtime!』

 ほかにも、フィギュアスケーターとなり華麗に舞って敵を蹴散らすフィギュアスケーターピーチや

『プリンセスピーチ Showtime!』

 カンフーの使い手でどんどんと敵をなぎ倒していくカンフーピーチなども。

『プリンセスピーチ Showtime!』

 普段ゲームに熱中してついつい写真を撮り忘れてしまう私も、今回は撮りたいシーンが多すぎて、たくさんシャッターを切ってしまいました。

『プリンセスピーチ Showtime!』

(2)幅広い方が楽しめる操作性

 アクションゲームながら使うボタンは2つのみと、とても簡単。初心者の方も楽しんでプレイすることができるゲームです。Xボタンを開くと「そうさガイド」も出る優しい設計なので、心が折れて途中で辞めてしまうということはほぼ無さそう。

『プリンセスピーチ Showtime!』

 ただ、完全に初心者向けのゲームというわけでもなく「キラメキ」や「リボン」を集めるという玄人向けのやりこみ要素もちゃんとあるのが良いポイント。

 ただ、もし次作があるならば、難易度設定ができると嬉しいなと思いました。というのも、私はいわゆる死にゲーと言われているジャンルを好んでよくプレイするタイプのゲーマーなので、ゲームオーバーにならず進んでいくことに若干の物足りなさを感じました。スルスルと10時間弱でクリアしてしまったり、ラスボス戦もライフが残って終わってしまい、もっともっと心を折られたかったな……と感じたりもしたので、ハードモードがあればなお嬉しいです。

『プリンセスピーチ Showtime!』

 しかしながら、アクションからフィギュアスケート、謎解きからケーキの飾り付けまで色々楽しめるのは今作のとても良いところ。マリオシリーズの王道であるアクションゲームと、『マリオパーティー』などにあるパーティゲームの要素が合わさった、ファンにとって“シリーズの最高に楽しい要素が融合したゲーム”といえるのではないでしょうか。

『プリンセスピーチ Showtime!』

(3)2周目も楽しめる要素がたくさんある

 また、クリアしても終わりじゃなく、楽しめる要素がたくさんあるのも本作の良いところ。クリア後のみ「劇場」をカスタマイズすることができ、装飾の種類も豊富なので、自分好みの劇場を作れるんです。

『プリンセスピーチ Showtime!』

 ピーチやステラのファッションも種類が増えてよりオシャレに。

『プリンセスピーチ Showtime!』

 劇場の色に合わせて、ピーチのドレスやステラのリボンを変えるのも可愛くておすすめです!

『プリンセスピーチ Showtime!』

 さらに、『かくれんぼチャレンジ』が追加され、各ステージから忍者が潜むようになります。その忍者たちを見つけると何やら良いことが…!?

 ほかにも『ボスチャレンジ』も追加されボスと再戦することができます。それぞれのステージにはミッションが用意されており、クリアするとこちらも何やら良いことが起きるそうな。

 可愛くて癒されつつも爽快感溢れるアクションが楽しめる本作。GWにぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。

© Nintendo

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