ファンと作り上げた『hololive GAMERS fes. 超超超超ゲーマーズ』 ホロライブゲーマーズ初の単独イベントDAY1をレポート

ホロライブ『超超超超ゲーマーズ』DAY1レポ

『Gartic Phone』「完全一致チャレンジ」で大盛り上がり

 つづいて登場したゲストは大空スバル、「あじまぁ~るよ~」と、いつもの前口上で観客を盛り上げ、4人で臨むのは「福笑い」を題材にしたゲーム。

 お題・セリフに合わせ、顔パーツを使って表情を作っていく内容となっていたのだが、徐々に作られていく表情を上からカメラで捉えるアングルや、制作している最中のメンバーの姿も映し出され、会場では合計3つのアングルが同時にスクリーンに表示されていた。

 じつはお題の一部には、ホロライブゲーマーズの4人が過去の配信で言ったことがある発言が盛り込まれており、「あの配信ね!」と過去を振りかえるようなシーンもあった。戌神が回答するターンでは、顔のパーツが上に集まった表情を作り、「これでオッケー」とあまりにも速く解答を終了。

 解答となる表情を作った時点で驚きや焦りの声があがり、解答の選択肢が明らかになっても出演者3人・観客みんなが「えぇ?」といった空気となっていた。果たしてどんな表情が作られたのかは、ぜひ実際の解答をみてもらいたい。

 つづく勝負は『Gartic Phone』を使ったお絵描き伝言ゲーム。ゲストチームには大空と常闇の2人にくわえ、兎田ぺこら、宝鐘マリンの2人が加わり、ホロライブゲーマーズとの対戦となった。

 ゲーマーズチームの大神が欠席ということもあり、ゲストチームからサポーターとして1人を選ぶこと伝えられると、ホロライブ内でも随一の画力を誇る宝鐘が「アタシでしょ?」と得意げにアピールする。が、しかしそんな彼女を無視して戌神が兎田を指名。すると宝鐘はおもわずその場に滑り込んでイジけてしまい、息の合った流れるような漫才に、会場からは笑いと拍手が起こった。

 先行はホロライブゲーマーズからゲームスタート、これまでも活動の中で高い画力を折りに触れてみせてきた白上がユーモアある絵を描いている横で、独特なイラストを何度となく描いてきた戌神がこの場でも“とんでもない絵”を描き、それらが会場のスクリーンに映し出されるたびに大きな笑いが生まれることになった。

 後攻・ゲストチームは、宝鐘と兎田を絡めたお題が2つあげられたことで、「お題通りに続いていくのか?」「どんな絵を描いていくのか?」と、その行く末に観客が釘付けに。イラストが公開されるたびに歓声があがっていった。

 宝鐘も話していたが、普段配信でプレイする『Gartic Phone』とはすこし違った空気感ゆえ、「こういう絵を描いてほしい!」という観客のニーズにも答えるような流れとなっていたのが印象的で、あらためて宝鐘と兎田による“ぺこマリ”コンビの人気がうかがえる一幕だった。

 最後はファン交流という意味も込めた「完全一致チャレンジ」企画。ここではゲーマーズ3人と観客の意見を合わせ、一致すれば正解となる内容で、宝鐘マリンが進行していくことに。

 お題はすべてホロライブゲーマーズにまつわるものだったのだが、さまざまなタイプのお題が出されており、メンバーは想像を巡らせながら答えていった。お題はこういったものだ。

「ゲーマーズのなかで味・見た目の派手さ・愛情の配分が丁度いい料理が作れそうなのは?」
「ゲーマーズのなかで誰が1番配信でPONした回数が多い?」
「ゲーマーズの中で一番妹が似合わないのは?」
「ゲーマーズで一番女子力が高いのは?」
「ゲーマーズのなかでRTA企画をすると、一番早い人と最下位になりそうなのは誰?」
「ゲーマーズでオフコラボした時に一番早く帰りそうなのは誰?」
「ゲーマーズのなかで一番お嫁さん力が高いのは?」

 完全一致となったお題は伏せるが、意見が分かれる際はキッパリとわかれ、逆に一致したお題ではすべて回答が「大神ミオ」で一致していたのは印象的だった。ホロライブファンが抱く大神ミオへの印象は、ゲーマーズ3人が抱くそれと同じであるということだ。

 最後のライブパートでは、この日にあわせて制作されたホロライブゲーマーズ4人による楽曲「We are GAMERS!!!!」が初披露された。つづけて「Wonky Monkey」「もぐもぐYUMMY!」「夜光通信」「KONKONビーツ」をメドレーで歌い、最後は「Shiny Shiny Story(GAMERS ver.)」で締め、イベントは大団円を迎えた。

 「つぎはゲマズ4人で立つからなぁ!」と大きな声で会場に呼びかける白上に、大歓声で応える代々木第一体育館。じつはこの日のイベント、冒頭に紹介した機材トラブルがあったり、途中に休憩時間も設けられていたりと、何度かスキマ時間が生まれていた。

 そんな中でも「ウッ!ハッ!」とノリにまかせて能動的に楽しもうとする、コールをしてみるなど、風通しの良い雰囲気がイベントのなかにあった。これだけのファンの高い熱量があるのだから、第2回目のイベントが行われてもおかしくないだろう。ぜひその時を楽しみにしたい。

〈画像クレジット:(C)AbemaTV,Inc.〉

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