実況者グループ・カラフルピーチ、“顔出し”解禁の初イベントで幕張メッセを満員に 仕掛け人たちが明かす「大成功の舞台裏」
YouTubeで人気の実況者グループ・カラフルピーチの初リアルイベント【からぴちパラダイス2024〜やっとみんなに会えるよ! in 幕張メッセ】が、2024年5月5日に開催された。SNSでも話題となった同イベントは、多くのグッズが完売するなど大盛況のうちに幕を閉じたが、イベントが終わるまでにはどのようなストーリーがあったのか。
今回、同イベントの設計やグッズを担当したUUUM株式会社ライブエンタテインメントユニット LE第1 因幡徳浩氏とP2C Studio株式会社プロダクトセールスユニット MDプロデュースグループ 中川祐介氏、三谷梨乃氏にインタビューを敢行。イベント、グッズの制作の裏側や、各事業の面白さについて話を聞いた。
未知数なグッズの売れ行きに困惑も 「お客さんに届かないことは避けたい」
ーーまず、UUUMのライブエンタテインメントユニットとP2C Studioがどのような事業をされているのか教えていただけますでしょうか?
因幡徳浩(以降、因幡):ライブエンタテインメントユニットはファンの方々が実際にクリエイターと会えるようなきっかけや、展示会や動画以外でファンの方がクリエイターを感じられる場や楽しんでもらえる場を作る事業をメインにしています。
カラフルピーチは昨年東京ドイツ村とのイルミネーションコラボをやりましたが、このコラボはファンの声やクリエイターがSNSや動画で「イルミネーションが綺麗だった」「イルミネーションやってみたい」という声を上げているのをみて、実現できるのか裏どりしてお声がけしました。こういう風に、クリエイターへの提案から企画も含め、イベントのすべてを設計しています。
ーーP2C Studioはどのような事業を展開されているのでしょうか?
中川祐介(以降、中川):P2C Studioは、2021年にUUUMから子会社化した企業で、大きく2つの事業を抱えております。1つがファンをベースにしたクリエイターグッズをつくるオリジナルグッズ事業で、もう1つはブランドの立ち上げや、ヒトを起点としたものづくりをするP2C(PtoC)事業をしています。
僕と三谷が所属しているMDプロデュースグループは、今回のカラフルピーチのイベントグッズやオリジナルグッズのほか、ライセンス事業もやらせていただいています。たとえば、キャラクターくじやコンビニなど、いろんな企業とコラボして事業を拡大していくようなことをしています。