元NMB48センターが“水着姿”で夫と急接近 『私たち結婚しました5』9話
モキュメンタリーのなかにあった“真実の涙”
今回、たかみる夫婦は男女で入れるプライベートサウナを楽しむことに。大量の汗をかいたあとは、手を繋ぎながら水風呂に入り、「きゃ〜無理だ!」と笑い合う。この2人を見ていると、趣味が一致しているというのは、良好な夫婦関係を築いていく上で重要なポイントなのかもしれないなぁと思わされる。ずっと家にいるというよりも、外で思い出を作りたいタイプのたかみるは、アスレチック体験をしたり、車中泊でスノボに行ったりと、非日常のデートが多かった。だからこそ、急速に距離を縮めることができたのだろう。
ただ、近づくほどに切なさが増すのは、この結婚生活が期間限定のものだから。永田が、「だってさ、もうそろそろお別れやで」とつぶやいた瞬間、私たち視聴者まで、現実に引き戻されてしまったような気持ちになった。
たかみるは、「30分間、手を繋いでください」というラブミッションも難なくこなし、時間が来たあとも「このままでいっか」と言い合うほど、しっかり“夫婦”になってしまっている。「今は、楽しくいこう。まだお別れじゃないから」と笑顔を見せる白間の強さに、永田は改めて惚れ直したのではないだろうか。これまでのたかみるは、夫が妻を引っ張っている感じだったのに、今回はそれが逆転していたように感じた。
『わた婚』は、結婚モキュメンタリー番組だ。2人は、実際に結婚しているわけじゃない。しかし、苦手な料理を頑張って作っている白間の姿を見て、愛おしそうに、そして切なそうに流した永田の涙には、真実が詰まっていたように思う。白間が誰かのために初めて作った料理は、永田が好物だと言っていた卵焼きと味噌汁。永田はこれから味噌汁を飲むたび、ちょっと固めで涙の味がした“あの”大根を思い出すのだろう。
ウルフルズの「バンザイ〜好きでよかった〜」を歌ったあと、自然と頬にキスをした永田。「お返し」と言いながら、キスをし返す白間が愛らしい。さて、次回は最終回。こんなにも距離を縮めてしまった2人の別れは、涙なしでは見られないような気がする。
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