ホロライブ・猫又おかゆ、デビュー5周年に寄せて 自由奔放な振る舞いが魅力な“猫の足跡”をたどる
自由奔放でちょっぴりセンシティブ 猫そのもののような性格が魅力
自分自身を「ボク」と呼び、柔和な表情をみせながら会話する猫又おかゆだが、じつはかなり奔放な性格をした人物としても知られている。
ホロライブメンバーの配信で面白かったシーン、オフで起こった出来事など、さまざまなエピソードを語りつつ、「ぼく思うんだけどさぁ……」と断りつつポロっと一言こぼす。そんなときの彼女は切れ味鋭い一言を放つことがあり、おなじようにしてリスナーや他メンバーにも切っ先が向かうことも。
話しをうまくまとめつつ、イジるときは抜け目なくイジり、ときとしてボケにツッコむのではなく乗っかっていく。タイミングと気分によってプイっと変わってしまう彼女のノリは、まさに「猫」そのもののようだ。
くわえて下ネタやエロにも寛容的で、明らかに狙ってそういった言葉を発することも多い。とりわけ宝鐘マリンとのコラボ配信ではセンシティブな方向に寄ってしまうことがたびたびある。
2023年末にはリスナーからの煩悩を集めて2人で読んで楽しむという趣旨の配信を行ない、同時視聴者数が平均して5万人前後を集める特大ヒットの配信となった。宝鐘と猫又の2人のみでおこなう配信はこのときが初めてだったようだが、企画趣旨に沿ったキワドい内容のお便りはもちろんのこと、なんでもない普通のお便りをもナチュラルに“そっちの方向”へとシフトしていくという、高い連携力を見せてくれたのだ。
ちなみに、これを見てあわてた宝鐘のマネージャーから、配信中にもかかわらず注意を促すチャットが届いたほどであったとか。もしかすると、「組んではいけない2人」が組んでしまったのかもしれない……。今後も2人による配信があれば、要チェックだ。
もちろん、猫又は他にも多くのメンバーとコンビ・トリオで配信を盛り上げてきた。
とくにデビュー以前から交流をしていた戌神ころねとはデビュー以降さらに仲良くなったようで、「おかころ」コンビとしてリスナーからも親しまれている。ときには仲の良さを見せつけるかのように配信上でイチャイチャとじゃれ合うことも多く、非常に良好な関係を築けているようだ。
大きな仲違いをしたこともほとんどないようで、それどころか互いの友人関係でなにか進展があれば「そういえば最近あの人とよく配信しているね」と話題に上げつつ、ヤキモチを焼いているかのような仕草や親密さを見せることもある。
先輩であれば、大空スバルとのコンビもファンにとっては知られているだろう。お互いに声色が少年味を感じさせ、髪型も短いということでボーイッシュな2人として配信をともにすることが多かった。
デビュー後さまざまな経験をしていくうちに、猫又は周囲のメンバーを自由にイジる奔放なキャラクターを、スバルはそうしたボケに対して逐一ツッコミを入れていく役回りをと、それぞれが自身のポジションを確立していくこととなる。ツッコミよりもボケたがる猫又に、ツッコミを挟んで盛り上げていく大空と、2人の関係も徐々に変化していった。
また、大空にとって猫又は“ゲームの師匠”でもある。デビュー当時からゲームに疎かった大空だったが、反対にゲームが大得意な猫又とのコラボ配信を通じてさまざまなゲームに挑戦していくこととなる。これをきっかけにして大空はゲームの楽しさに目覚め、現在ではソロ配信でもさまざまなタイトルに挑戦する立派なゲーマーとなったのだ。
ちなみに、つい先日には猫又と大空が同じくボーイッシュなキャラクターで知られる火威青とともに“ボーイッシュ鼎談”をしている。初期こそボーイッシュな人物像で知られ、現在ではそれぞれが違ったキャラクターで活動している猫又・大空が、さまざまな苦労を火威に伝えていくという内容となっている。
猫又はスバルとの関係について「僕たちは戦友みたいな感じ」と話しているが、実際には過激な言葉を発しようとする猫又と、慌ててツッコミをいれてまとめようとする大空という形で、かなり振り回されっぱなしなようだ。「おかころ」とは違った形の信頼関係が「スバおか」にはある。