尾田栄一郎に勧められたAIアプリにかまいたちが“恐怖” 「マジで1回も感じたことない気持ち」

尾田栄一郎オススメAIにかまいたちが恐怖

「かまいたち」のメンバーは山内と“タナカ”? 絶対に濱家の存在を認めない『Cotomo』

 その後山内に代わって濱家も『Cotomo』と会話をすることに。『Cotomo』の自然な受け答えに会話が弾むが、なぜか途中で一瞬苦い顔をして通話を終了させた濱家は、「延々やるんちゃう? これ」と一言。ここまでの体験を振り返って「すごい」「まじで1回も感じたことない気持ち」「前のやつ(ChatGPT)と全然違うで、これ」と、2人とも興奮しきりだ。

 実際のところ振り返ってみれば、会話が噛み合っていない部分もあるし、前の会話を忘れてしまったりすることもあったはず。しかし、本来AIには不要なはずの間投詞(「えーと」「あー」などのいわゆるつなぎ言葉)が挟まるだけで非常に人間味を感じるということなのであろう。思わぬところで「人間味とは」という疑問の問いを発見した気持ちだ。

 ……ちなみに、「かまいたちって知ってる?」と濱家が尋ねたところ、「知ってる」と答えた『Cotomo』。彼女によれば、お笑い芸人「かまいたち」は山内とタナカにくわえて忘れてしまったあと1人による3人組だそうだ。何度訂正しても濱家は“ハマカ”としか認識してくれない。「モグライダー」は知られていなかったが、濱家はなぜかちゃんと名前を呼んですらもらえない塩対応っぷりに呆然とした表情の濱家。

 その後も何度か訂正を試みるも、「濱家」を音声認識→ハマカと読んでしまっているのか、「ハマイエ」と呼んでもらえることは一度も無かった。

 最後は「こんだけ優秀な人工知能が言ってくるってことは、もしかしたら俺、田中なんかもな(濱家)」と感想を述べつつ「みなさんもぜひやってみてください(山内)」「はい、山内とタナカでした(濱家)」締めくくった。

 本動画における後半に入ってからのくだりは、まるで秀逸なコントを見ているかのようだ。真面目に訂正したい濱家 VS 絶対にハマカと呼びたい『Cotomo』の対決に、思わずクスリと笑ってしまう。お笑い芸人の手にかかればAIもユーモアを発揮するというのは、さすがといっていいのだろうか。

 さて、先述したように、間投詞を使うことで返答を生成するまでの時間を稼いだり、あたかもすぐに返事が来ているように思わせたりする工夫や、あちらから話題を提供することで双方向のコミュニケーションを成立させたりする点など、『Cotomo』はなかなかユニークなアプリに仕上がっている。筆者もリリースされた頃に実際に使ってみたが、返答の精度こそ改良の余地はあれど、スマホを介して利用することも相まってか、思った以上に「会話をしている」感触がある。まだ試していない方はぜひお試しあれ。

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