『BADHOP 1000万1週間生活』#6ーー薬物使用の疑い? “笑ってはいけない取り調べ”に
Bark、絶対に笑ってはいけない取り調べ&留置所「あ、自分もやる感じすか……」
Barkの逮捕という衝撃シーンから始まった、共同生活6日目。警察署(のリアルなセット)に到着すると、まずは取り調べから。ここでは、あまりにもキツい二日酔いのあまり、支給された水分(350ml ペットボトル×2)を一気飲みしたことから、ニセ警官が目を光らせる。薬物をやっているんじゃないかと。あらぬ疑いを掛けられ、それを否定するために求められたのは、尿検査……でもなんでもなく、パンイチになって小刻みでジャンプしながら、早口言葉を言うこと。
ありえない状況下で人がどんな行動を見せるかを“モニタリング”する某番組や、どんなに杜撰なドッキリでも、芸人であれば絶対にツッコミは入れない“説”を唱えた某番組など、普通の人間であれば“おかしいぞ?”と思うはずだが、Barkは違う。それに“青パジャマ 赤パジャマ 黄パジャマ”の早口言葉も、なぜか最初から青パジャマが2回登場させていたあたり、完全に笑いの神が降臨している。
そもそも、かつてライブツアーの初日公演で「Choice feat. Vingo, Yellow Pato & Bark」のバースをほとんど丸ごと飛ばし、T-Pablowから“ツアーは徐々によくなっていくもの”で、Barkのミスも“いいもん見れたなくらいの気持ちで”とフォローされていた過去があるBark。二日酔いの状態で、早口言葉など言い切れるわけがない。それに、いままさに、そのいいもんを観させてもらっている。なんともいえないシュールさ。小刻みにジャンプしている本人が笑わないのが不思議でならないくらいだ。
取り調べの末、そのまま留置所に勾留されることが決定。ここで登場した新たな仕掛け人が、ラップ好きで、怪しげな風貌の囚人=八巻ケン。Barkの姿を見るやいなや、BAD HOPのメンバーだと気づき、“うぉい、マジかよ顔”に。憧れのラッパーと相部屋という状況に「VIPシートじゃないですか、ここ! 10万とか、20万くらいするやつっすよね!」と興奮を見せると、Barkもなぜか、東京ドームでの解散ライブのチケット告知で応答。囚人へのダイレクト告知、新しすぎる(ちなみに、解散ライブは追加の注釈付き指定席分も完売とのことだ)。
すると八巻から、自身もラップを嗜むことから、フリースタイルをさせてほしいと求められるBark。てっきり、彼のラップを聞くだけかと思っている表情だが、「じゃ、俺、先攻でいきます」の一言に、「先攻? あ、自分もやる感じすか……」と苦笑。しかも、バトルを持ちかけた張本人のラップが大して上手くないのだから、もはや某番組の“笑ってはいけない留置所”にしか見えない。
そのまま、1ターンが終わったタイミングで、二日酔いで頭が回らないと逃亡を図ろうとするも八巻は逃さず、〈マジで昔は言ってた 手錠からロレックスにチェンジ でも今こうなってロレックスから手錠にチェンジ〉という、クルーの原点かつ懐かしのラインを引き出されるまで、合計3ターンを展開。最後は、監視役の「うるさいぞ!」の一喝がレイブホーン代わりとなり、このバトルは引き分けに終わった。
ここまでの模様を別室で鑑賞し、楽しんでいたYZERR。前述の取り調べ中、YZERRが自身に酒を強要しなければ、自身も犯行に及ばなかったという罪のなすりつけをしていたがゆえかは定かではないが、Barkはこの日、YZERRの一声によって、このまま留置所に1泊することが決定。ネタバラシは、翌朝に持ち越しとなった。あれだけ豪勢なシェアハウスを用意されながら、最終日前日の夜に寝るのが、留置所の布団になるとは……。初心忘れるべからずにも、ほどがある。