『BADHOP 1000万1週間生活』#6ーー薬物使用の疑い? “笑ってはいけない取り調べ”に
Yellow Pato、ガチギレ Barkの爆睡をきっかけに朝まで生喧嘩
昨日、ラストアルバム『BAD HOP』がリリースされ、収録曲が“たった”8曲だったことに驚いている暇はない。当初の予定であれば、客演有りの楽曲を含めて約30〜40曲ほどの内容が噂されていたが、YZERRが匂わせていた“30%”の数字が本当であれば、まだ追加楽曲の可能性がある。が、『BAD HOP 1000万1週間生活』は間違いなく、今回を含めて残り2回のオンエアで終わる。
今回の【#6】で、Barkの逮捕ドッキリという新たな企画まで始まった上、T-Pablowによる韓国カジノの行方、Benjazzyへのハニートラップドッキリのネタバラシ、ファンを招いたクルーズパーティ、そして地元の川崎・ちどり公園でのフリーライブのすべてを、残りの放送時間で回収できるのか。なんとなく、できない気がする。ラストアルバム同様に、この番組にもDeluxe版の概念が導入されることを期待するほかないのか……。わかっただろう、本当に驚いている暇がないのだ。
さて、今回の主役は、Bark。前述の通り、YZERRが首謀する“逮捕ドッキリ”にて、Benjazzyに続いて痛い目を見るメンバーである。ちなみに、ドッキリに掛けられる理由は、累積犯行の多さ。自身の頼まれごとを忘却の彼方に飛ばしまくってきたことが、いよいよアウト判定を喰らったようだ。
前回の【#5】にて訪れた居酒屋にて、YZERRからふっかけられ、グロッキーに追い込まれるほど飲酒を半強要されるBark。因縁の理由は、カメラに囲まれながらも、共同生活5日目にして、彼だけがいまだ、素の一面を出そうとしないから(因縁すぎる)。そんなBarkになんとかアルコールを摂取させるべく、YZERRが日本酒4杯を連続イッキしたり、逆に酔いすぎて、Benjazzyが焼いている最中のロブスターを、鉄板から灼熱の状態でそのまま咥えたり。Benjazzyもさすがに「雄哉、それは違うって」と嘆き節だ。対するBarkも、もはや軽くキレかけの表情で、日本酒を文字通り頭から浴びる。その際の目に浮かぶ“やんのか?”の文字。あれだけ強要されれば、酒だって物理的に浴びたくなるか。
YZERRがここまで体を張った目的はただひとつ。Barkの記憶を飛ばすため。それでは、記憶を飛ばした先でなにが待っているのか?
居酒屋からの帰り際、Yellow Patoとタクシーに同乗し、Barkは爆睡。その横で、Yellow Patoと同じく仕掛け人のタクシー運転手と一悶着の演技を繰り広げ、その模様をドライブレコーダーに撮影させるというもの。ただし、Yellow Patoが首尾よくカメラの首を捻じ曲げて、収録させるのは音声のみ。映像には映っていないこと、そしてBarkもこの夜の記憶が綺麗に飛んでいることを利用して、冤罪ながらも器物破損の共犯に仕立て上げられるという筋書きだ。この後、Barkは取り調べ中に「覚えていない」を連呼するが当然である。なぜなら、リアルにやっていないのだから。
が、ここで事件が。Yellow Patoがタクシー内で暴れる演技をし、ともに逃走を図ろうとするも、Bark、目覚めず。おまけに「うぜぇから触んな!」と、酩酊状態ながらキレはじめた。すると、Yellow Patoもドッキリを忘れてバーサクモードに。「てめぇ、殴るぞ?」と、即席BreakingDownが開幕寸前のところで、スタッフが冷や汗をかきながら静止。地元の一軒家のスタジオに場所を移してもなお小競り合いは止まず、気づけば陽が昂る時間帯を迎える。
Yellow Patoの投擲した机の小銭がスタッフの肩を直撃するなど、ハイライトや二次被害の語りどころは多そうだが、Barkの煽り芸に天性の才能があるのか。あるいは【#5】で見せた「プレイボール!」の掛け声でタレント性を光らせながらも、Yellow Patoが仕掛け人失格なのか。それとも、この悪巧みを企てながら、この場にまったくおらず、いつもの暗黒微笑でこの顛末を翌朝に耳にするYZERRが悪いのか。頼むから、このリアル喧嘩すら、我々に向けた芝居であってほしいと願うのみだったが、なにはともあれ、Barkこと日野原ゆうき容疑者のもとにはニセ警官が襲来。逮捕状(当たり前ながらニセ物)を目にし、二日酔いのまま警察署にすんなりと連行されていった。