実家に帰りたくなる? “韓国人家族”の愛情溢れる動画の虜になる人続出
大人になるにつれて、家族や兄弟と疎遠になり、会話がしづらくなる経験をしたことがある方もいるだろう。しかし、YouTube上に疎遠とは程遠い仲の良さを発信している家族チャンネルがある。それが「李家everyday」である。今回はファミリーチャンネルのなかでも、とくに注目を集める李家everydayを紹介していきたい。
李家everydayは、韓国に住む韓国人ファミリー(通称:リーファミ)が、韓国での暮らしや日本旅行の様子などの動画を投稿しているチャンネルである。家族構成は長男のえーへ(李君)と、妹のサラ、母のオンマの3人。もともとはサラの個人チャンネル「今日もGatti」だったのが、家族動画が人気を集めたことで、「李家everyday」としてリニューアルした。
登録者数39.5万人を超える、李家everydayの人気の理由はなにか。それは、憧れの家族像だと推測する。仲の良さが顕著に表れている動画は、2023年10月21日に投稿された再生回数19万回の「最近韓国で流行ってる街に家族と外食しに行ったらマジでやかまし過ぎたwwww【街ブラ】」である。
内容は、家族3人で韓国で流行りの街で外食をするというシンプルなもの。冒頭からえーへとオンマが腕を組んでいる様子が映っており、一般的な家族像と比べ、群を抜いた親密さが垣間見える。また、「ふたつ」という日本食の店名を見て「アタシら(私と息子)双子に見える」とボケたオンマに対し、えーへが「おばさんやからっておもんないこと言っても許されると思うなよ」とストレートなツッコミを決めるのも、仲の良さから成り立つものだろう。
また、すぐお店を決めるのかと思いきや、動画15分のうち9分まで「どのお店に入るか?」という会話で構成されており、企画の強さではなく、家族間のやり取りや空気感で視聴者を楽しませていることを感じ取れる。実際に、コメント欄でも「店に辿り着くまでのくだり面白すぎたw」と好評だった。
子供をメインとしたファミリーチャンネルが多いなか、成人した子供と母親の飾らない会話でファンを集めているところをみると、視聴者が潜在的に感じている“理想の家族像”を体現しているのがリーファミの魅力といってもいいのではないだろうか。
家族間の仲の良さはもちろんだが、とくにオンマからの子どもたちへの強い愛も李家everydayの見どころだ。イチオシは、2021年6月10日に投稿された再生回数38万回の「いくつになっても息子に服を着せたいオンマと絶対着ないお兄ちゃんㅋㅋㅋㅋ」である。
内容は、百貨店で買ってきた服を息子に着せたいオンマと、意地でも着たくないえーへが格闘している様子を、妹のサラがこっそり撮影するというもの。30歳の息子にぴったりサイズが合うジーンズを買えてしまうオンマに、クスッと笑えるのだが、母の深い愛も伝わってきて、実家に帰りたい気持ちになる。韓国好きの方はもちろん、家族愛を動画から感じたい方は、李家everydayの動画をチェックしてみて欲しい。
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動画クリエイターとして活動するズズが、YouTubeを通じて探し続けた日本の親戚と感動的な再会を遂げた様子を動画で伝えた。