VTuberが中の人を公表するメリットとは? 特異なユニット「金曜日の放課後(アフスク)」と考える

VTuberが中の人を公表するメリットとは?

24時間配信と初のリアルイベントの開催に手応え

ーーこれまでの活動で手応えを感じた動画やイベントを教えてください。

なーな:2023年の7月に24時間リレー生放送を行いました。寝ずにぶっ続けで。初めての試みでしたけど、タイムテーブルを組んで、見てくれる人が途中で飽きないようにゲームを変えたりして。とても楽しかったです。

ーー24時間……! 終わった時にはヘトヘトになりそうですね。

なーな:終わった後はやりきった感がありました。配信中は、本当にアドレナリンが出っぱなしで走りきりました。

ちょっぱー:入れ替わり立ち替わり見てくれる人もいるなか、完走してくれた人もいて、本当に感動しました!

ーー8月にはリアルでもイベントを開催しました。そちらの手応えはどうでしたか?

なーな:今回のアフスクのイベントでは意見を出したり、来てくれる方がどうやったら喜ぶかを考えたりしました。多くの準備に関わったので大変だったんですが、やりがいもあって。イベントで視聴者さんに喜んで貰えて、すごく嬉しかったです。

ちょっぱー:うちは、イベント自体が初めてでした。視聴者さんとは画面越しでしか交流したことがなかったので、実際に会えたおかげで関係値が深まったような感じがします。

ーー初めてのイベントで苦労したことはありますか。

なーな:イベントに向けて、ちょっぱーと意見をすりあわせたり、イベントのリハーサルをした時に、どこを改善すれば視聴者さんにとって最高のイベントになるのかを考えたりするのが大変でした。今回はイベントを開くのが初めてだったので、今後は、もう少しうまくできるのかなと思います。

ちょっぱー:なーなてぃんが引っ張ってくれたおかげで、イベントが成功したと思います。とても楽しかったです。

「マンネリ化に陥らないように」 厳しい業界で生き残る“動画作りの向き合い方”

ーーここまでのアフスクの活動を通じて、お二人が感じたことは?

なーな:最初の方はお互い素直に意見を言い合うことができなかったですが、すぐに打ちとけました。いざ一緒に配信をするとなると、ちょっと難しくて……。ある程度の関係ができたので、今後はどんどん攻めていきたいです。

ちょっぱー:これまでは1人で活動してきたので、誰かと話をしながら配信するということに全然慣れていなくて。それでおどおどしちゃったこともありました。

ーー初めてのユニット活動ならではの苦労があったんですね……。

なーな:そうですね。ただ、ちょっぱーとは友達のノリで配信できているので、活動しやすいです。

ーーちなみに、配信で気をつけていることはありますか。

なーな:個人的に気をつけてるのが「マンネリ化に陥らないこと」です。ユニットではなくコラボ配信だと、たまにしか一緒に活動しないので、新鮮さはあるのですが、ユニットだと定期的に配信をしているので、飽きられないように工夫しています。たとえば、企画を工夫したり、慣れすぎている感を出し過ぎないようにしたり。見て貰う人に新鮮さを感じて貰えるように頑張っています。

ーーありがとうございます! 最後に、今後に向けて力を入れていきたいことを教えてください。

なーな:今後は、新しいことや「歌ってみた」などのジャンルにも挑戦していくので、みんなの前で早く披露できればと思います。

ちょっぱー:今後も色んなことに挑戦していきたいと思います!!

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