2024年1月19日までに主演を張れなければ引退 俳優兼TikTokerの“ショートドラマ”に注目

 ストーリー性のあるショート動画で話題を集めているクリエイターがいる。「大川泰雅の遊宙部」だ。YouTubeでもショート動画を投稿するクリエイターは年々増えており、激戦区となっているなかで、彼は視聴回数1000万回を超える動画を多数生み出している。なぜ、ここまで多くの視聴者から支持されているのか、その理由を紐解いていきたい。

 大川泰雅の遊宙部では、大川の本職が俳優であるため高い演技力を活かして、ドラマのようなストーリー性のある動画を投稿しているチャンネルだ。

 2021年8月13日にチャンネル開設後、高い演技力で登録者数をぐんぐん伸ばし、いまや46万人を突破している(2023年12月24日時点)。今年、各分野でもっとも活躍したクリエイターを表彰する「TikTok Creator Awards Japan 2023」の「Drama Creator of the Year」を受賞し、さらなる注目が期待されている俳優兼クリエイターといえるだろう。

 最近ではTikTokで1分ほどのショートドラマが流行っているが、「大川泰雅」のつくる動画もドラマのようなメッセージ性の強いストーリーが魅力だ。それが現れているのが、2022年9月25日に投稿された「5歳の時の選択 Part1」。1260万回超の視聴回数となり、チャンネル内でもっとも再生された動画となっている。

 内容は、5歳のときに「①10年間目が見えないが…」「②10年後に180cmになるが…」の2択を選ぶことから始まるもの。多くの人が②を選ぶと思うのだが、動画では①を選択し、待ち受ける苦悩と結末を短編ドラマのようにまとめていた。

 究極の選択系の動画は流行っているが、彼の動画も2択から選ぶことでコメント欄で動画を見た人の考察や意見が飛び交い、盛り上がれるようになっているのが特徴。さらに、俳優の演技力を活かした動画は、1分でも動画の世界に引き込まれるほどだった。コメントを見ると、「目が見えない演技すげえ……演技じゃないみたい」「幼少期がめっちゃ自然w」と、演技力の高さを絶賛する視聴者も多いのがわかる。

 「約1年後の2024年1月19日までに、ドラマの主演をはれなかったら役者を辞める」という強い覚悟のもと、活動する大川泰雅。そんな彼がつくるショート動画は、どの投稿も役者の本気が感じられるものとなっていた。1分でドラマのような世界観に入り込みたい方は、ぜひ彼の動画をチェックしてみてほしい。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる