『TikTok Creator Awards Japan 2023』開催 トレンド大賞は「ストリートスナップ」が選出

TikTok Creator Awards Japan 2023 開催 

  『TikTok Creator Awards Japan 2023』が12月14日、都内・虎ノ門ヒルズ内の「TOKYO NODE HALL」で行われた。このなかで「Creator of the Year」を料理クリエイターのケンティー健人が受賞。また最も流行ったトレンドを決定する「TikTokトレンド大賞2023」大賞には「ストリートスナップ」が選ばれた。

アノニマス

 本イベントは今年1年、TikTokにおいて最も活躍したクリエイターを表彰するもの。司会者は小籔千豊と森香澄、プレゼンターはゆりやんレトリィバァと料理クリエイターのバヤシが務める。式のところどころで彼らが受賞者に絡んで会場が和む場面もあった。

 「Creator of the year」を受賞したケンティー健人/kentyの持ち味は「料理×ASMR」。年間の動画再生回数やフォロワー獲得数、いいね数など総合的に評価した中で最もパフォーマンスが高かったことが選出につながった。彼は感慨深げな表情で「楽しく料理をしているだけですが、評価していただけて嬉しいです」と控えめに語り、「いつか世界で流行るような料理や動画構成を生み出せたら光栄です」と話す。

 「TikTokトレンド大賞2023」で大賞に輝いた「ストリートスナップ」は街行く人々に声をかけて写真を撮影する、というトレンドだ。この総視聴数は12月時点で13.3億回超えとなっている。トロフィーを受け取ったのは、この流行を生んだアノニマス。「普通の大学生でしたが、1年足らずでここまできました。1年間毎日投稿を続けているとここまで来れるということです」と喜びを語った。

 TikTok LIVEクリエイターにおける賞「LIVE Creator of the Year」には、ドタバタな実況動画で人気のMOSCOが選出。圧倒的な視聴時間を獲得していることが受賞理由だ。涙を浮かべながらステージに立った彼女は「私に生まれてきた意味を与えてくれた、TikTokというコミュニティにこれからも繋がれたら」とコメント。

 最も躍進したクリエイターに贈られる「Rising Creator of the Year」は2名となる。フォロワーが倍増し国内外で動画が再生された“うさぎキャラ”のあさみみちゃんは「これからも一緒に、素敵な景色をいっぱい見に行こうね」、ユニークなライブ配信と45日でフォロワーを130万人増加させたことが話題となったSATOYU(^↓^)地上最強は「ただのサラリーマンだったのに、色々な経験ができて楽しいです。TikTokは人生を変えてくれました」とした。

 そして「TikTokトレンド大賞2023」のスポーツ・エンタメ部門に選ばれたドラマ『最高の教師』からは、出演者の窪塚愛流&茅島みずきと鈴木勇馬監督が登壇。窪塚は「決して僕たちは特別ではなく、大好きな芝居を突き詰めた結果。やりたいことを突き詰めたら、あなたの幸せがやってくると思います」と会場と配信視聴者に向けて熱いメッセージを放った。

 また総視聴数が12月時点で7億回超えてハッシュタグ部門に選ばれた「なぁぜなぁぜ」の流行をけん引した桃園ありさは、赤いワンピースで登場。さらにTVアニメ『【推しの子】』の主題歌として世界中で支持を集めたYOASOBIの「アイドル」がミュージック賞を獲得し、YOASOBIのふたりもビデオ出演した。なお2023年12月時点でのTikTokでの本楽曲の総再生回数は79億回となっている。

 今や他のどんな動画サイトよりも注目を集めているとも言われるTikTok。来年はどんなトレンドやスターがここから生まれるのだろうか。2024年も目が離せない。

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