『今日好き 九龍編』3話ーーガッツポーズも束の間に初の失恋……いい人は報われない?

『今日好き 九龍編』3話

のりか、ゆずきとの2ショットで『九龍編』最初の失恋「恋、むずかしいな」

 一方の“展望台組”には、ゆずき(松田謙希)、のりか(千葉紀佳)、ひいろの3名が参加。なかでものりかは、ゆずきと同じグループになりそうな方を選び、2ショットの機会を狙っており、もし彼が自身に興味がない場合、新しい恋を探しに行くと意気込んでいたところ……ゆずきが登場! 「勝ちました!」とガッツポーズで喜びを見せるも、ゆずきが展望台組を選んだ背景には、自身が慕うひいろの影が。彼女が高所恐怖症であり、離島組が楽しむロープウェイに乗れなさそうだから、必然的に展望台組にやってきたという。のりか、速攻で負けモードに。テンションもわかりやすく下がってしまった。

 前回までのダイジェスト記事でなかなか紹介の機会がなかったのだが、『九龍編』はのりかの明るさにかなり支えられている部分があると断言したい。この場面でも、ひいろを想うゆずきに対して「“ひいろてゃん”だね」と、あえて言葉を崩してみせたり、そのほかにもひいろが高所恐怖症で展望台からの絶景をいまいち楽しみきれない状況に「キレイなビュー!」とおどけてみせたり。前日夜に乗った観光バスでも、なんなら顔合わせのときに……。とにかく場を盛り上げようと、なるべく上手いことを言おう。自分がおどけて、みんなを賑わせよう。そんな彼女の気持ちが、痛いくらいに伝わってくる。

 だが『今日好き』の“いい人”は、旅を継続しないと報われにくいとは、ここ何シーズンかで幾度となく記しているとおり。この後、ゆずきと2ショットをするも、自身の方には興味がない旨を告げられてしまう。その際も、彼の恋を「応援します!」と明るく振る舞い、最後にはお互いをよき相談相手として「頼りにしちゃうよ?」と、顔を覗き込むように明るい表情を演出してみせていた。ゆずきに“重い”と感じさせないよう、あえて気丈に振る舞っているのだ。

 のりかの涙は見たくない。彼女を幸せにしてくれる誰かが、一刻も早く登場してくれることを心から願うにほかならない。

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